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悪夢のエレベーター

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2008/09/26 : Book

「突然、エレベーターが止まったんです」 メガネの男が、まるで他人事のように言った。ある日最悪の状況で、最悪の人たちと一緒にエレベーターに閉じ込められたら? まだまだ悪夢は終わらない! 本とブログのパラレル小説。

作者が脚本家ということもあって、演劇的な会話主体で軽めの文章。そのため、あっという間に読めますが、密度は中々。閉じ込められたエレベーターという密閉空間で、人間のダークな部分が渦巻く描写はかなりの迫力。

こういう精神的に追い詰められる展開はドキドキしますねー。
映像化、舞台化もされてるみたいです。

思わぬどんでん返し展開もあり、楽しめました。

惜しいのは、語り手の一人称が統一されてない部分が見受けられたこと。なんか最近ありがちなケータイ小説的な軽い感じが増してしまい、物語の重みが薄れてしまったような気がして残念でした。


ちまみに本編終了後の展開はブログにて連載されています。
くれぐれも本書読む前にブログを読まないように。

本とブログのパラレル小説『悪夢のエレベーター』 - Qblog(Qブログ)

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点と線

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2008/09/10 : Book
点と線 (新潮文庫)
点と線 (新潮文庫)松本 清張

新潮社 1971-05
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福岡市の香椎海岸で発見された男女の死体。汚職事件渦中の某省課長補佐と愛人の心中と誰もが思ったが…。

アリバイ崩しミステリーのパイオニアによる名作。
今でも色あせることなく、最後までドキドキしながら楽しめました。

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黄泉がえり

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2008/08/08 : Book
黄泉がえり (新潮文庫)
黄泉がえり (新潮文庫)梶尾 真治

新潮社 2002-11
売り上げランキング : 66550
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あの人にも黄泉がえってほしい―。熊本で起きた不思議な現象。老いも若きも、子供も大人も、死んだ当時そのままの姿で生き返る。間違いなく本人なのだが、しかしどこか微妙に違和感が。喜びながらも戸惑う家族、友人。混乱する行政。そして“黄泉がえった”当の本人もまた新たな悩みを抱え…。彼らに安息の地はあるのか、迫るカウントダウン。「泣けるリアルホラー」、一大巨編。

ホラーというよりも、ファンタジーSFと行った方が良いような作品。
SFといっても、こういうテイストは日本人作家ならではの感性かな、と思いました。

複数の家族でいろいろなドラマが発生するものの、一つ一つを丁寧に描きながらもうまくリンクさせ、破綻しないストーリーを組み立てているので、途中で混乱することもなく、読みやすかったです。

一家の長となってから「家族愛」と言うテーマに滅法弱くなった自分としては、電車の中で読んではいけない本の一つ(泣くから)。

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チックタック

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2008/08/08 : Book

チックタック 上 (1) (扶桑社ミステリー ク 1-12) (扶桑社ミステリー ク 1-12) チックタック 下 (3) (扶桑社ミステリー ク 1-13) (扶桑社ミステリー ク 1-13)

チックタック 上 / 風間 賢二 / 扶桑社 2008-03-28

チックタック 下 / 風間 賢二 / 扶桑社 2008-03-28

不死身の悪魔人形が、人を襲う!?クーンツ、幻のスーパー・ホラー
新聞社を辞め、作家専業になったトミーの門出の夜、怪事件が起こった。見知らぬ人形が彼を襲ってきたのだ!夜明けまでに、トミーは殺される?巨匠クーンツの傑作ホラー!

様々な作風を持つクーンツの放つ、一見B級ホラーな作品。

展開も早く、一気に読めるのですが、最後の展開にぶっとびます。
これをアリとするか、ナシとするかでクーンツの思惑に乗るか乗らないかが決まるのかと。

自分は素直に「やられた!」と思いました。このオチは思いつかなかった!!

白い巨塔

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2008/07/30 : Book
白い巨塔〈第1巻〉 (新潮文庫)
白い巨塔〈第1巻〉 (新潮文庫)山崎 豊子

新潮社 2002-11
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国立大学の医学部第一外科助教授・財前五郎。食道噴門癌の手術を得意とし、マスコミでも脚光を浴びている彼は、当然、次期教授に納まるものと自他ともに認めていた。しかし、現教授の東は、財前の傲慢な性格を嫌い、他大学からの移入を画策。産婦人科医院を営み医師会の役員でもある岳父の財力とOB会の後押しを受けた財前は、あらゆる術策をもって熾烈な教授選に勝ち抜こうとする。

大学病院の教授選から始まり、医師の世界で繰り広げられる愛憎渦巻く人間ドラマを描いた、社会小説の金字塔。

財前五郎と里見脩二という、どちらも医師という職業について異なる信念を持ちながら、ぶつかりあいながらも互いを認める2人の関係が一本ストーリーの中心にあり、それを取り巻く様々な人々の思惑や考えが渦巻く「白い巨塔」の内外で繰り広げられる人間模様に引き込まれ、文庫本5巻があっという間でした。

過去の話とはいえ大学病院の内情や医療裁判についても詳細な取材の上で書かれており、今まで持っていた病院や医者に対するイメージとはまた違ったものの見方が出来るようになるかと。

手術や病院内の様子から登場人物の家庭、酒の席までも詳細かつ臨場感のある描写のため、文章を追いながら、ドラマを観ているような錯覚すら覚えました。

何度も映像化されているのも納得いく程の傑作。

白い巨塔〈第2巻〉 (新潮文庫) 白い巨塔〈第3巻〉 (新潮文庫) 白い巨塔〈第4巻〉 (新潮文庫) 白い巨塔〈第5巻〉 (新潮文庫)

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声の網

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2008/07/14 : Book
声の網 (角川文庫)声の網 (角川文庫)
星 新一


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電話に聞けば、完璧な商品説明にセールストーク、お金の払い込みに秘密の相談、ジュークボックスに診療サービス、なんでもできる。便利な便利な電話網。ある日、メロン・マンション一階の民芸品店に電話があった。「お知らせする。まもなく、そちらの店に強盗が入る…」そしてそのとおりに、強盗は訪れた!12 の物語で明かされる電話の秘密とは。

30年以上前の作品とは思えない、テクノロジーの進化とそれに伴う個人情報の重要性、そしてそれを使った犯罪を予見した作品。

なんでもかんでもネットワーク化された今の時代だからこそ、再評価されるべき一冊。

Dr.きたみりゅうじのSE業界ありがち勘違いクリニック リターンズ

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2008/06/30 : Book
4062820889Dr.きたみりゅうじのSE業界ありがち勘違いクリニック リターンズ (講談社BIZ)
きたみ りゅうじ
講談社 2008-06-21

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SEって、なんでも否定、質問には質問で3倍返し、家庭より会社と徹夜が好きで、最近じゃ技術力よりコミュニケーション力が大事だって?……って、だからそこがカンチガイなんだってば!! 誤解されまくりのSE業界で起こる「それってあるよね」ネタを、元プログラマのきたみりゅうじがぶった切ります!

Tech総研のWeb連載書籍化第二弾。

第一弾ではがっつりご協力させていただきましたが、今回もちょっとだけ協力させていただいております。

書き下ろしもあるのでWeb連載読んでいた人でも楽しめるかと。

現役SEや元SEの方が「あるあるある!」と言いながら読むのも面白いですが、家族や友人にSEがいる方にこそ読んでもらいたい一冊。

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幼年期の終わり

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2008/06/30 : Book
433475144X幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)
池田 真紀子
光文社 2007-11-08

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二十世紀後半、地球大国間の愚劣きわまる宇宙開発競争のさなか、突如として未知の大宇宙船団が地球に降下してきた。彼らは他の太陽系からきた超人で、地球人とは比較にならぬほどの高度の知能と能力を備えた全能者であった。彼らは地球を全面的に管理し、ここに理想社会が出現した。しかしこの全能者の真意は……?

「人類の進化」「異星人とのコンタクト」というSFの二大テーマを中心に構築されたSF作品の傑作。

全3章からなっているこの物語、それぞれの章でタイトルの意味するところはなんだろうと考えながら読むことで、より物語を深く味わうことができると思います。

絵空事ではなく、現実感のあるSFを読みたいのであれば一読の価値ありかと。

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ロッキン・ホース・バレリーナ

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2008/05/30 : Book
4041847168ロッキン・ホース・バレリーナ
大槻 ケンヂ
角川書店 2007-09-25

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初めてのツアーに出たパンクバンドが、どーかしてるゴスロリ娘を拾った。流れ続ける70’s~80’sポップ&ロック。君を旅へ連れて行こう!God Gave Rock’n Roll To You―ロックの神様が教えてくれた。誰かを好きになること、どこまでも楽しくなること。

リアルで汗まみれの青春バンド小説。
昔バンドやってた人、今もバンドやってる人、ライブ見に行くのが好きな人、音楽業界にいる人、音楽が好きな人などが読むとなんだか胸の奥が熱くなって来るのではないでしょうか。

現存するライブハウスが実名で出てきて、しかも大槻ケンヂならではのバンドマン目線で描写されるものだから、自分なんかはそれだけで物語の中にスコーンと入ってしまいました(笑)。

青春はまっすぐで、バカで、その中でもがき苦しんで、だから美しいのだ、と思える一冊。
映画化して欲しいです。

ここ数年は東京でしかライブしてませんが、久しぶりにツアーとか出たくなった!

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失踪日記

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2008/05/28 : Book
4872575334失踪日記
吾妻 ひでお
イースト・プレス 2005-03

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突然の失踪から自殺未遂・路上生活・肉体労働、アルコール中毒・強制入院まで。 波乱万丈の日々を綴った、今だから笑える赤裸々なノンフィクション!

刑務所の中を読んだ時も思いましたが、とても「非日常的」な「日常」を、主観でありながらも客観的な視点で淡々と、そしてリアルに綴る漫画というのは大変興味深いし、自分の生活している社会にはまだまだ知らない面が沢山あるということを改めて思い知らされる一冊。

多少脚色がされているのかもしれませんが、ホームレス、配管工、そしてアルコール中毒患者など、コミカルに描写されていながらもその凄まじさがありありと伝わってきます。

こういうのを読みながら「もし自分がホームレスになったら・・・」とか考えるのも結構楽しいです。
いや、ならないけど。
あくまで考えるだけですので。

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