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最後にして最初のアイドル

2016/12/30 : Book

今年も電子書籍も普通の本も色々読みましたが、年末になって超ぶっ飛んだ本を読んだので、久々に書籍レビュー。

最後にして最初のアイドル
早川書房 (2016-11-22)

"バイバイ、地球――ここでアイドル活動できて楽しかったよ。"
第4回ハヤカワSFコンテスト《特別賞》受賞作

時はアイドル戦国時代。生後6か月でアイドルオタクになった古月みかは、高校のアイドル部で出会った新園眞織とともに宇宙一のアイドルになることを目指す。しかし非情な現実が彼女の望みを打ち砕くのだった。それから数年後、謎の巨大太陽フレアが発生。地球人類は滅亡の危機に陥る。地獄のような世界をサヴァイヴする彼女たちが目にした、〈アイドル〉の最終局面とは? 著者自らが「実存主義的ワイドスクリーン百合バロックプロレタリアートアイドルハードSF」と名付ける、最終選考会に嵐を巻き起こしたSFコンテスト史上最大の問題作。

ラノベかと思ったら、物凄いハードSF展開で仰天しました。
アイドルについて詳しいわけではないですが、「アイドル」の概念をここまで拡大解釈した小説は類を見ないのではないのでしょうか。

「SF好き」を自覚している人にはぜひ読んでほしい一冊。

僕だけがいない街

2016/05/18 : Book
僕だけがいない街 (1) (カドカワコミックス・エース)
三部 けい
角川書店(角川グループパブリッシング) (2013-01-25)
毎日を懊悩して暮らす青年漫画家の藤沼。ただ彼には、彼にしか起きない特別な症状を持ち合わせていた。それは...時間が巻き戻るということ! この現象、藤沼にもたらすものは輝く未来? それとも...。

プロモーションビデオ

基本的にコミックのレビューは「完結した作品のみ」ということにしています。
そしてずっと続きが出る度にドキドキしながら読んでいたこちらのSFミステリーコミックがついに完結したので、今回レビュー記事を書くことに。

こちらの作品、2巻発売当初は荒木飛呂彦の推薦文が話題になっていました。

またロゴの独特なデザインも話題に。

そして今年、アニメ化&映画化!

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ウォッチメン / WATCHMEN

2016/01/18 : Book Movie
ウォッチメン [Blu-ray]
ウォッチメン [Blu-ray]
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パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン (2012-02-10)

アメリカの人気グラフィックノベルを『300 <スリーハンドレッド>』のザック・スナイダー監督が映画化。世界の監視者として重大事件に関わり続けてきたウォッチメンたちは、77年に政府から施行された法律によって活動を禁じられていたが...

このBlogを昔から読んでいる方ならお気づきでしょうが、アメコミが好きです!
特にアメコミを最新の技術で映像化されたものであれば大好物。

で、このウォッチメンは原作の評判は聞いたことがあるものの、内容詳細しらないで初めて映画版を観たのですが、衝撃を受けました。

複数のヒーローがその活動を禁止され、あるものは事業家、あるものは科学者、そしてあるものは非合法のヒーローとして活動を続ける、80年代米ソ冷戦時代のアメリカ。

それぞれがそれぞれの考えで生きるヒーロー及び「元」ヒーローたち。
ヒーローとは何か?
実際にヒーローが社会に実在していたらどうなるか?
そのようなことを、詳細まで作りこんだ世界観の中で、問いかけながら見せてくれます。

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自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心

2015/01/12 : Book
千葉県立君津養護学校中学2年(当時)の著者が自閉症について 「どうして目を見て話さないのですか?」 「手のひらをひらひらさせるのはなぜですか?」等50以上の質問に答えます。  巻末には短編小説「側にいるから」を掲載しています。この小説は著者の家族に対する愛情に満ちあふれた内容です。

障害のために通常の会話でコミュニケーションが出来ない作者ですが、その目や思考は自分と周囲を冷静にみつめていて、自分の「自閉症」というものについて、分かりやすく解説してくれています。

今まで自閉症というものに抱いていた自分の考えや認識を、正しい方向に導いてくれる内容に溢れています。
自閉症の方の家族・友人・周りの方だけではなく、全ての方に読んでもらいたい一冊。
「自閉症」に対する偏見、誤解を減らす上で大きな意義があると思います。

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Kindle Voyageが気になる

2014/09/26 : Topic Book Mobile

Kindle Paperwhite (2013バージョン)を購入してから約11ヶ月。

日替わりセール、月替わりセール、無料本など、お買い得で面白そうな本を片っ端からダウンロードしていたら、この記事を書いている段階で、自分のKindleには475冊の電子書籍が。

一番多いのは小説ですが、ビジネス書やコミック、英語学習、経済関連の本も増えてきました。今まで中々ハードルの高かった洋書も、ビジネス書や小説など手を出してみると辞書機能の便利さもあって短いものなら結構スムーズに読めるように。

そんな感じで娯楽から勉強まで幅広く、購入前の予想を遥かに超える勢いでKindle生活を楽しんでいました。

そして先日、愛用のpaperwhiteの次期バージョンともいえる以下の端末が発売されました。

公式サイトによると2013年のpaperwhiteとの主な違いは以下の通り。

  • ページめくりボタンの追加
  • 自動調整フロントライト機能
  • 解像度が212ppiから300ppiに
  • 本体の厚みが9.1mmから7.6mmに
  • 重量が215gから180gに

どれも中々食指を動かされる要素なのですが、特にページめくりボタン、ライトの自動調整機能はpaperwhite使っていたユーザにとっては「痒い所に手が届く」改善がされているようです。

さらにpaperwhiteの廉価版ともいえるこんなモデルも。

主な違いは以下の通り。

  • フロントライトがない
  • 解像度が低い(167ppi)

こういった点で価格差を出し、ライトユーザを取り込もうというスタンスは、電子書籍愛好家としては歓迎したいところです。

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とんび

2014/09/10 : Book
とんび (角川文庫)
とんび (角川文庫)
posted with amazlet at 14.09.10
KADOKAWA / 角川書店 (2012-10-01)

昭和三十七年、ヤスさんは生涯最高の喜びに包まれていた。愛妻の美佐子さんとのあいだに待望の長男アキラが誕生し、家族三人の幸せを噛みしめる日々。しかしその団らんは、突然の悲劇によって奪われてしまう──。アキラへの愛あまって、時に暴走し時に途方に暮れるヤスさん。我が子の幸せだけをひたむきに願い続けた不器用な父親の姿を通して、いつの世も変わることのない不滅の情を描く。魂ふるえる、父と息子の物語。

小説はSFやホラー、サスペンスものを読むことが多いのですが、たまにはこういうハートウォーミングなのも、と思い読み始めたらあっという間に引き込まれ、そしてハートウォーミング過ぎて涙がこらえられないことに。

電車の中など、公共の場で読む作品ではありませんでした。

登場人物みんな良い人!
良い人達なんだけど、あちこちで悲しい擦れ違いや思い違い、そして意地の張り合いが起こり、事件が起こります。

人間の暖かさ、優しさ、そして親子の愛情。
そういったものがひしひしと伝わってくる良い作品。

男性としては父親としてヤスさんに感情移入したり、息子としてアキラに感情移入したり、どちらの気持ちも痛いほどよく分かる場面が多く、もう二人のことが段々他人事ではなくなっていきます(笑)。

全ての父親たち、そして息子たちにお勧めしたい一冊です。

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人生って、大人になってからがやたら長い

2014/03/06 : Book

SE現役だった時代から愛読していたきたみりゅうじさんの新刊が出てました。

人生って、大人になってからがやたら長い (単行本)
きたみ りゅうじ
幻冬舎
売り上げランキング: 17,223
大人になってからの人生って、実は結構イベントが多い。結婚したり、子どもが生まれたり、家族のために生命保険に入ったり、マイホームを購入したり。一方で、仕事に行き詰まったり、体力の衰えを痛感したり、親の老後に備えてみたり。大変なことばかりだけど、そのぶん、大人だからこそ味わえる充実と感慨がある――。果てしなく長いように思える「大人になってからの人生」の苦労と喜びを、時にユーモラスに、時にセンチメンタルに描くコミックエッセイ。

きたみりゅうじ『人生って、大人になってからがやたら長い』特設サイト|Webマガジン幻冬舎

以前座談会にも参加させていただいたきたみさん。IT業界の現場にいる人なら誰もが経験したことのあるような「あるある」な内容を緩い絵でありながらも的確に表現してくれるのがツボなんですよね。

本作も「大人」になることってなんだろうと、自分の人生を振り返りながら読むことで、何か「よし、明日から頑張ろう!」という活力が湧いてくるような内容です。

人間だからずーっと頑張ることは出来ない。
だけどやっぱり背負うものが大きくなればなる程、頑張ることが「義務」になってくる。
しかし全てを投げたしたくなるときもある...。

結婚、出産、転職など、人生のイベントが重なるほど人生は複雑になっていくし、考えることも増えていきます。

だけどそんな中で自分はどうしたいのか?
そんなことを考え、少しずつ自分の生活を修正していくことで今後の人生はもっと良くなっていくのかなー、と思いました。


仕事も父親も頑張ろう!と改めて思わせてくれた一冊。
もう大人になっている人も、これから大人になる人にもお勧めです。

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脳男 (小説/映画)

2013/12/26 : Book Movie
脳男 (講談社文庫)
脳男 (講談社文庫)
posted with amazlet at 13.12.26
首藤 瓜於
講談社

連続爆弾犯のアジトで見つかった、心を持たない男・鈴木一郎。逮捕後、新たな爆弾の在処を警察に告げた、この男は共犯者なのか。男の精神鑑定を担当する医師・鷲谷真梨子は、彼の本性を探ろうとするが......。
脳男 [DVD]
脳男 [DVD]
posted with amazlet at 13.12.26
バップ (2013-08-28)

都内近郊で無差別連続爆破事件が発生。刑事の茶屋が犯人のアジトに潜入するが、確保出来たのは身元不明の謎の男の一人だけ。生まれつき並外れた知能と肉体を持ち、正義のため犯罪者を抹殺する感情のない殺人ロボット。人は、彼を"脳男"と呼んだ...。強烈な個性を放つキャラクターたちが、それぞれの"正義"を胸に、予測不能のドラマを展開するバイオレンスミステリー!

小説と映画、どっちも面白かったので合わせてのレビューです。


小説版はストーリーがシンプルで、読後がスッキリした感じ。
「脳男」の本質をうまく描写できているのはこちらかと思います。

一方映画はサイコ・サスペンスにアクション要素が入った感じで、色々と+αの登場人物やサイドストーリーを絡めてきています。
うまくエンターテインメントとして味付けされています。


個人的な好みで言ったら映画の方がオススメです。「脳男」こと鈴木一郎を演じる生田斗真の演技が良く、また松雪泰子演じる精神科医、鷲谷真梨子について映画で付け加えられた家庭の事情などの人物背景や感情の乱れなどもよりドラマチックに描かれています。

江口洋介演じる茶屋刑事だけは原作の方がインパクトありそうです。
不良を片手で成敗できる大男、ってのはなかなか


どちらか一つだけでも十分作品としては傑作の部類に入りますが、映画を観た後、補完的に小説を読むと楽しめるのでは、と思います。

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Kindle Paperwhite (2013バージョン)

2013/11/09 : Book Mobile

Kindleアプリの日本展開という記事にも書いた通り、AmazonのKindleストアで電子書籍を購入し、iOS/Android端末のKindleアプリを活用していましたが、「電子読書」をさらに快適にしてくれそうな、Kindle Paperwhite端末がずっと気になっていました。

その後、先月Paperwhiteのニューモデルが発売されることになったので、ついに購入してしまいました。
しかも予約注文して発売日にゲット。
普段は「新製品に踊らされない」ようにしていたのですが、これはもう物欲がまんまと勝ってしまった感が(笑)。

Kindle Paperwhite(ニューモデル)
Amazon (2013-10-22)
売り上げランキング: 1


詳しい機能とかは上記Amazonのページが分かりやすいと思うので、ファーストインプレッションと、その後使った感想などを書きたいと思います。

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発売日当日の夜、受け取り。
本当は午前中に届いていたのですが、仕事だったのでマンションンの宅配ポストから引っ張り出したのは夜。

外箱はこんな感じ。
柿色のKindle純正レザーカバーも同時に購入しました。

Kindle paperwhite 2013来ました。


開封したところ。
電源入っていないのに、画面にe-inkで電源の入れ方が表示されています。
本当に紙みたいな質感!これで電源が入ってない状態というのは事前知識で知ってましたが、目の当たりにすると改めて感動します。

開封。電源入ってないのに、画面にe inkで電源の入れ方が表示されてる。

そして電源ON!

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ザ・ファシリテーター

2013/10/08 : Book
ザ・ファシリテーター
森 時彦
ダイヤモンド社

「えっ、私がですか」「君ならやれるよ。いや、開発センターを大きく変えるには君しかいないと思っている。マーケティングを変えたようにね。二年で変えてくれ。その後は、またマーケティングに戻ってもらうから...」マーケティング部門のリーダーだった黒沢涼子が、畑違いの製品開発センター長に抜擢される。はたして専門知識面でも、年齢でも自分を上回る男性の部下を率い、組織を変えることができるのか...。ストーリーを楽しみながら、人と組織を動かし、自分が変わるファシリテーションのスキルとマインドが確実に身につく。

研修などでロジカルシンキングや分析手法、会議のテクニックなどを習ってもなかなか実践するのは難しいものです。
いろんな事を勉強したはずなのに、会議やプロジェクトなんかで上手いこと議論やみんなの意識を前向きに持って行けず、凹んだことがある人は多いのではないかと思います。

「もう少し上手くやれていれば...でもどうやって?」

そんな疑問を、モデルケースともいえる事例を小説仕立てで読ませてくれます。ストーリーや登場人物の性格も分かりやすくて読みやすいです。


表紙があの有名な「ザ・ゴール」に似ていますが、別物です。しかしビジネスの改革、それを支えるための意識改革とおう内容についてはそれに迫るものがあります。

年上の部下をマネージメントするというのは中々厄介なものだと思います。
そういうものに悩んでいる人にもヒントになる要素が入っているかと。

ファシリテーションのテクニックをある程度学んだ人が、実践のためのケーススタディとして読むには良い一冊です。

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