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大東京ビンボー生活マニュアル

2013/09/06 : Book
風呂無しトイレ共同の下宿に住む主人公・コースケと周囲の人々のあたたかい交流や、移り行く季節、日々の小さな出来事などを丁寧に描く、
なにもないけれど最高に贅沢な時間を、六畳一間よりお届けします。
肩肘張らない、がんばらない、そんな心もとない日に、読んでください。

モノが溢れる都会生活では信じられないようなスローライフを六畳一間のアパートで体現している主人公の生き様が淡々と語られる作品。


実家暮らしの時は、こんな一人暮らしに憧れ

一人暮らしの時は、モノと消費に溢れた日々を省み

家族を持った今も、これからの生活を考え直すきっかけとなる

そんな一冊です。


何より主人公のコースケと、その「カノジョ」であるひろ子も、読んでいてとてもほんわかする関係。


ふとした時に手に取って捲りたくなる作品です。
現在Dモーニングでも復刻連載中。


なぜ、ぼくのパソコンは壊れたのか?

2013/08/29 : Book
なぜ、ぼくのパソコンは壊れたのか?
マイナク・ダル
日本経済新聞出版社

仕事熱心なセールス・マネジャーのマユク。ある日、パソコンがウイルスに感染した。
だがそのウイルスは、大事なファイルを壊すわけでも、機密情報を漏らすわけでもない。真っ白な画面に一文のメッセージを映し出すだけ。

その日から、彼の人生が一変する。
ことあるごとに仕事の邪魔をするウイルスに苛立っていたマユクだが、次第にウイルスからのメッセージを頼りにしていることに気づく。
そして、忘れかけていた大切なものを取り戻していくのだった――。

残業や休日出勤に誇りを感じているような、全てのワーカホリックに読んで欲しい一冊。

原題は「The Cubicle Manifest」。本書内で出てくる「キューブ」ってのは英語では「Cubicle」とは欧米や外資系企業のオフィスによく見られる、デスクをパーティションで囲って個室っぽくしているスペースのこと。

朝から晩までキューブの中で仕事して、ランチもキューブの中。
夜も遅くまで仕事するので、夕飯も家族と一緒にとることは殆どなし。

仕事が再優先のため、家庭の行事や雑事、そして健康診断も後回し。

最近のデジタルデバイスやBYODソリューションの発達・普及による職場メールへのスマホからのアクセスにより、四六時中メールチェック。

そんな人実際に多いのではないでしょうか。


自分も在宅勤務や、残業を最小限に留めるなどして家族を優先しようとしていたつもりですが、それでもやはりどこかで仕事を優先してしまうようなことも多いため、これを機に自分の働き方を省みていきたいと思います。


仕事に対する価値観は人それぞれだと思いますが、人生において大切なものの優先度を間違えないようにしようと思わせられる一冊。

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管理職入門のための書籍

2013/08/02 : Book

先日昇格し、お祝いしていただきました。

お祝いして頂きました!感謝!!

いわゆる「管理職」ってやつになったんですが、それにあたって心も引き締めないとなー、と思っていくつか読んだ本をご紹介。

まず定番だけどこちら。
以前に読んだことありましたが、Kindle版がちょっとお買い得だったので購入。

普遍的なマネジメントの心得が書いてあって良かったです。

マネジメント[エッセンシャル版]
ダイヤモンド社 (2012-09-14)

で、堅い話のあとは柔らかい話も読みたくなったのでこちら。

シリーズ通して読んでます(笑)。

女性関係と運だけで様々な局面を乗り切っているという感のある島耕作ですが、会社組織での人間関係の構築方法や、ビジネスの過渡期でどう立ち振る舞うべきか、など学ぶことは多いです。

自分の中では「ハリー・ポッター」「矢沢栄作(カメレオン)」に並ぶ「強運だけでなんとかしちゃう主人公」の一人、という評価は変わりませんが。

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Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学

2013/07/19 : IT Book
複雑に考えて仕事する自分を、誇りに思っていないか。

「シンプル」は現代ビジネスにおける最強の武器だ
スティーブ・ジョブズのもとでアップルの「Think Different」キャンペーンにたずさわり、iMacを命名した伝説のクリエイティブ・ディレクターが初めて明かす、ビジネスとクリエイティブにおける「シンプル」という哲学。
いまや世界一のテクノロジー企業となったアップル躍進の秘密とは?もちろん誰もが知っている事実がある。アップルには偉大なるビジョナリーがいた。デザインに優れ、エンジニアリングにも、製造も小売もマーケティングもコミュニケーションもすべてが優れていた。だが、それらすべてを超越した何かが、真にアップルをアップルたらしめたのだ。
――アップルは「シンプル」の熱狂的信者なのだ

スティーブ・ジョブスのビジネスパートナーとして15年間、「Think Different」キャンペーン、「iMac」の命名と今のアップルの礎になるような実績を残してきた著者による、ジョブスの徹底したマーケティング哲学についての本。

「シンプルである」ということがどれだけ今のビジネスシーン/市場で困難なことか、そしてそれを貫き通すジョブスの並々ならぬ信念がどれだけ強いか、各章で述べられているエピソードの数々からそれが窺い知ることができます。

これはただのジョブスのエピソード集ではなく、何故アップルが今の製品群と今のポジションを勝ち得たかの大きなヒントが述べられています。

シンプルであることは、複雑であることよりむずかしい。
という一文は、アップルのようなPC/モバイル機器メーカーだけではなく、何かを作り出すことを生業としている全ての人に共通することかと。

音楽にさえも言えることかもしれません。

確固たる哲学と、それを実現する技術。
その「技術」の部分にどれだけ投資しようとも、哲学がブレることがないというのがジョブスのCEOとして凄いところだったということが改めてわかる、そしてアップルの魅力の秘密に迫ることができる一冊。

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MM9

2013/06/12 : Book
MM9 (創元SF文庫 )
MM9 (創元SF文庫 )
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山本 弘
東京創元社

地震、台風などと同じく自然災害の一種として"怪獣災害"が存在する現代。有数の怪獣大国である日本では気象庁内に設置された怪獣対策のスペシャリスト集団"特異生物対策部"略して"気特対"が、昼夜を問わず駆けまわっている。多種多様な怪獣たちの出現予測に、正体の特定、自衛隊と連携しての作戦行動...。相次ぐ難局に立ち向かう気特対の活躍を描く本格SF+怪獣小説。


ウルトラマン・ゴジラ・ガメラなどを観て育った世代にはたまらない物語。

怪獣を「災害」と捉え、その存在理由を神話を絡めて見事に説得力のある世界を構築しています。

「災害」であることからその管轄は気象庁となり、台風の名称と同じく怪獣の名称も気象庁の"特異生物対策部(以下"気特対")"が決定する、という設定はやや滑稽ながらも、そのやりとりが極めて現実的であるものとして描写されています。

怪獣(災害)の規模を表す単位である「MM(モンスター・マグニチュード)」によって対応を決める。基準から外れた対応をすると、マスコミに叩かれたり、関連省庁からお叱りを受けたり、下手すると国際問題に発展する、なんてのも日本の政府の1省庁の対応っぽくて良いですね。

怪獣や"気特対"の本部の様子が目に浮かんでくる文章のおかげでまるで映画やドラマのワンシーンを観ているかのような気分に。

"気特対"の面々の様子は「踊る大捜査線」とか「パトレイバー」などを連想します。愛すべき人々、という感じ。

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ドラマ化もしていたとのこと。
映像になるとどんな感じか気になります。

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Kinlde本セール

2013/05/17 : Book

最近暇を見つけてはAmazonのKindle本セールのコーナーを覗いています。

結構良い本が50%以上値下げされていたり、100円代になっていたりするので、「読みたいけど買うまでもない」「図書館で借りても良いけど、手元に欲しい」という程度の本があることがあるので、重宝します。

Kindle版の書籍は同一のKindleアカウントであれば、Kindleアプリで複数デバイスで閲覧することが出来ますので、家族で別々の端末で同じ書籍を読む、なんてことも出来るので便利です。
何よりやはり通勤・外出時にタブレット端末やスマホだけ持っていけば、何冊もの本を手軽に楽しめるのが大きなメリットですね。


以下、これまで購入した本などを紹介します。

それぞれ100円前後や大幅値下げ時に購入したもので、現在は違う価格となっています。
よって、自分が購入した時の価格ではなく、現在の値段で表示されてます。

今後類似の本がセールされるかもしれませんので、マメにチェックしておくと思わぬ良書が安く手に入る可能性があるかと。

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向日葵の咲かない夏

2013/05/08 : Book
夏休みを迎える終業式の日。先生に頼まれ、欠席した級友の家を訪れた。きい、きい。妙な音が聞こえる。S君は首を吊って死んでいた。だがその衝撃もつかの間、彼の死体は忽然と消えてしまう。一週間後、S君はあるものに姿を変えて現れた。「僕は殺されたんだ」と訴えながら。僕は妹のミカと、彼の無念を晴らすため、事件を追いはじめた。あなたの目の前に広がる、もう一つの夏休み。

ミステリーってあれこれ説明するとネタバレに直結してしまうのでこういうレビューが難しいのですが、これは予備知識なしで読んで欲しい一冊。

上記あらすじだけで十分過ぎるくらいの情報がありますので、是非他のレビューとか気にせずに手に取ってください。


読後、作者の物語の描き方に「うまいなー」と心の底から感心する一冊です。

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悪の経典

2013/04/30 : Book
悪の教典 上 (文春文庫)
貴志 祐介
文藝春秋 (2012-08-03)

悪の教典 下 (文春文庫)
貴志 祐介
文藝春秋 (2012-08-03)

晨光学院町田高校の英語教師、蓮実聖司はルックスの良さと爽やかな弁舌で、生徒はもちろん、同僚やPTAをも虜にしていた。しかし彼は、邪魔者は躊躇いなく排除する共感性欠如の殺人鬼だった。学校という性善説に基づくシステムに、サイコパスが紛れこんだとき―。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー傑作。

映画化もされた話題作。
サスペンスとしてもホラーとしてもなかなか楽しめました。

以下一部ネタバレ含む感想。


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悪人

2013/04/25 : Book
悪人
悪人
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吉田 修一
朝日新聞社

保険外交員の女が殺害された。捜査線上に浮かぶ男。彼と出会ったもう一人の女。加害者と被害者、それぞれの家族たち。群像劇は、逃亡劇から純愛劇へ。なぜ、事件は起きたのか?なぜ、二人は逃げ続けるのか?そして、悪人とはいったい誰なのか。

久しぶりに震えるような読後感を味わった一冊。

「悪人」とは誰か?
それを考えながら読み進めると、登場人物、特に清水祐一の心情が痛いくらい心に響きます。

殺害された石橋佳乃の人生、容疑者である清水祐一の人生、そして祐一と共に逃亡する馬込光代の人生。
それぞれの人生の色々な歯車が微妙にズレながら、本人たちにしか理解することのできない物語を紡いでいき、胸が締め付けられるようなラストへ。

真実はどうだったのか、そんなことを考えながらじっくりと読みたい一冊。


映画化も話題になってたようなので、機会を見つけて映画版も是非視聴したいと思います。

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東日本大震災関連書籍

2013/03/11 : Topic Book

本日で東日本大震災からから二年。
まさに日本中が震撼した出来事で、今もあちこちにその影響が残っています。

あの頃は世間の事より、産まれてすぐにNICUに入ったきりの娘の方が心配でした。
昨年は少し落ち着いてきたので、ボランティアにも参加させていただきました。

周りにも復興支援活動を精力的にやっている方が少なくないので、個人的にも少しでも力になれればと思い、微力ながら募金など出来る範囲でサポートさせていただきました。
でも結局募金も団体によってはどう使われているのか不明、という問題があるみたいですが・・・。

フクシマ3.11の真実

それを踏まえ、Kindleストアでいくつか震災関連の本を購入して読みましたので紹介を。

フクシマ3.11の真実
フクシマ3.11の真実
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ゴマブックス株式会社 (2011-06-30)

相馬市に入り、惨状を目の当たりにした著者が、ある決意を胸に支援チームを立ち上げる!直後に、誰もが何度も映像で見た、あの福島第一原発における水素爆発が発生!
自主避難区域25キロ圏内にある150名が取り残された「大町病院」に被曝覚悟で、いち早くチームを率いて向かい、命がけの救援活動を行なった全記録!
誰も知らない、男たちの活動の真実が、いまここに!

「その現場にいた人間」ならではのリアルな記録。現地がどんな状態だったかを知ること、そして今どんな状態であるかを知ることができると思います。
じゃぁこれから何が必要なんだろうか、ということを考えるきっかけになるかと。
報道だけでは分からないことって沢山あります。

僕と日本が震えた日

僕と日本が震えた日
僕と日本が震えた日
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鈴木みそ (2013-01-29)
2011年3月11日。この日の衝撃は、実際に被災地に身を置いていた人たちばかりではなく、その被害映像を目にした世界中の人間たちの心をはげしく振るわせた。ドキュメンタリーコミックの第一人者である鈴木みそが、まずは自分の周りから取材を広げていきながら、今回の震災が浮き彫りにした現代日本の「日常」を描き出していく。 「都市被災編」「書籍流通編」「先端科学編」「日本経済編」「食品汚染編」「東北取材編」の6編に加え、ガイガーカウンターの利用方法をまとめた漫画「放射線の正しい測り方」2編も収録。

限界集落(ギリギリ)温泉の作者によるレポ漫画。
スタンスは緩いながらも、ドキュメンタリーコミック作者の名に恥じ無い内容が詰まってます。レポートだけではなくて、関係者への取材内容も充実。

シンヂ、僕はどこに行ったらええんや

漫画家・喜国雅彦が、初めて経験したボランティア活動──。エッセイストとしても定評のある著者の、独自の視点で見た被災地・宮城のドキュメント。そこで暮らす人々や、ボランティア仲間との交流と笑顔を、自分で撮った写真と描き下ろしイラストをふんだんに織り交ぜて表現したエッセイ。プロカメラマンのカラー写真も収録。報道では見られない風景がそこにはある。

電子書籍化はされておりませんが、漫画家である喜国雅彦氏のボランティア記録。
自分のプロフィール画像を書いてくれたり、ライブ写真を撮影してくれていたAtoCこと成瀬敦視くんがカメラマンとして写真提供をしています。

AtoC本人による写真入りレポートもこちらに。

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一日も早い復興を応援していきたいと思います。

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