OZZFEST JAPAN 2013 1日目
1996年、アメリカでオジー・オズボーンとシャロン・オズボーンによって立ち上げられたOZZFEST。
その後世界各地で開催されてきましたが、ついに日本上陸!
■OZZFEST JAPAN 2013
1日目のヘッドライナーが誰もが認める21世紀のメタルモンスターSlipknot、2日目のヘッドライナーが生けるヘヴィメタルの伝説BLACK SABBATHと発表された時点で、日本中のヘヴィメタルファンが大興奮したことでしょう。
自分も例にもれず、気が付いたら2日通し券の先行予約を申し込んでました。
妻に相談前に申し込んだのでいろいろと大変でした(笑)が、なんとかお許しをもらい行くことに。
そんなこんなで迎えた当日、オープニングアクトは諸事情で見送ってメインアクト1番目から参戦しました。
—
海浜幕張駅について、まずはリストバンド交換へ。
この交換場所が遠い!
事前に公式サイトでマップをチェックしていたので時間に余裕をもってきたのですが、正解でした。
同じ幕張メッセで開催されたLOUD PARKやSUMMER SONICはこんな無駄な配置じゃなかったです。
あとペットボトル持ち込み禁止というのも解せないポイント。
長時間フェスで水分補給が売店のイベント価格のドリンクのみ、ってのは儲け主義の匂いがプンプンします。
物販は長蛇の列すぎてスルー。
そして予定時間ちょうどへ会場へ。
手荷物チェックは無事通過。
さらに客席に入るのにもう一回手荷物チェック…って意味が分からない!
そしてちょうどメインアクト一番目が始まるところでした。
ステージはLOUD PARKの時と同じように左右に並んで2つあり、右が「BLACK STAGE」、左が「PURPLE STAGE」と名付けられて、交互にライブが行われるというシステム。
まずはPURPLE STAGEへ!
【Crossfaith】
楽曲は知ってたけど、実際に観るのは確か初めて。
デジタルサウンドを取り入れつつ、最近流行りのメタルコア路線を上手いこと消化して、自分の路線を作り上げてる感じです。
LOUD PARKやSUMMER SONICにも出演している実力派なので、初っ端からガンガン盛り上げてました。上手かったです。
しかしこういうフェスの宿命なんですが、出番早いバンドは毎回音悪くてちょっとかわいそうです。
<Crossfaith set list from セトリ!!!>
- Monolith
- jagerbomb
- Quasar
- Omen
- Photosphere
- Leviathan
【The Treatment】
腹ごしらえにビールとたこ焼き片手に観戦。まだこの時はフードもドリンクも空いてました。
肝心のバンドは、元気なロックンロール!
ギターリフがMotley Crueとかその辺りを彷彿とさせてくれ、自然に身体が動きました。
途中からPA改善して、いい感じ。
ここでex-Neverfearのアツシと合流。後方でまったり楽しみました。
本人たちも楽しんでいたようです。
Huuuuuuuge thank you to everyone at Ozzfest today. You guys blew our minds. We PROMISE to be back soon!
— The Treatmentさん (@TheTreatmentUK) 2013年5月11日
<The Treatment set list from セトリ!!!>
- Drink, F**k, Fight
- Don’t Look Down
- Emergency
- I Bleed Rock N Roll
- Get The Party On
- The Doctor
- Shake the Mountain
そしてこの後、群馬の天狗エイジくんと久々の再会。
【Fear, and Loathing in Las Vegas】
事前知識のレベルではオートチューンボーカルとデスヴォイスの絡むメタル版オレンジレンジ、ってイメージがあったんですが、ライブは凄い勢いがあって良かったです。
MCも凄い真摯な姿勢で好感が持てました。
四つ打ちとメタルリフを上手く絡めた楽曲は初めて聴いた曲でもすぐにノることができて、こういう音楽はフェスだと強いなー、と思いました。
<Fear, and Loathing in Las Vegas set list from セトリ!!!>
- Scream Hard as You Can
- Hey Girl!! Why Not Party Like a Bitch!?
- Stray in Chaos
- Love at First Sight
- Crossover
- Twilight
【NAMBA69】
あのハイスタの難波さん!うちら世代のバンドマンにとってはヒーローです。
というわけで期待してたんだけど…なんか違和感が凄くて最後まで観られなかったです。アウェー感が半端じゃなかったし、とにかく「Ozzfestじゃない」感が何より強く、アツシもそんな感じだったので二人で追加のドリンク求めてフードコーナーへ。
ドリンク並んでいる時にHi-Standardの”Stay Gold”を演奏しているのが聴こえました。
曲は良いので、OzzFestじゃない所で観たかったなー、というのが正直な感想。
<NAMBA69 set list from セトリ!!!>
- ETERNAL GOLD
- WAKE UP
- 不明
- 不明
- 不明
- ONE MORE TIME
- STAY GOLD
- 未来へ ~It’s your future~
【GALNERYUS】
アニメタルでも活動していたテクカルギタリストSyuを中心とした正統派メロディックスピードメタル。今年でメジャーデビュー10周年とのこと。
2009年に加入した小野正利のボーカルと、Syuの完璧すぎる演奏力が半端じゃなかったです。圧倒されました。
超一流のサウンドを堪能できました。
メロディックメタル好きでこれに反応しなかったら嘘ですね。
2曲演奏したところで「次でラストです」というMCがあったので「早!」と思いましたが、3曲目が14分を超える、2012年発売のタイトルトラックでもある超大作!
これでもかとGALNERYUSの世界に浸れました。
いやー、良いもの観れました。超大満足。「今日来てよかった!」と心の底から思いました。
<Galneryus set list from セトリ!!!>
- THE PROMISED FLAG
- My Last Farewell
- ANGEL OF SALVATION
【MAN WITH A MISSION】
狼さん。客席の人数がぐっと増えました。後方でまったり座って観ていられたゾーンまでもほぼ立ち見客に。
メディアへの露出が多いせいか、結構知ってる曲多くて楽しかったです。
演奏もまとまってたし、出音も良かったです。
Nirvanaのカバーとかやるんですね。
なんと途中でSlipknotのシドが飛び入り参加。シドが入場→いきなり客席に飛び込み、客席引っ掻き回してステージヘ、とやっていたのは流石のインパクトでした。
間奏で狼DJとシドのDJ合戦。スクラッチ一つであそこまで「魅せる」パフォーマンス出来るのは凄いなー、と思いました。
シドとメンバーのショットがTwitterにアップされてました。
本当二最高ノ一日デシタ(「゚Д゚)「ガウガウ コラボシテクレタ、SIDサン 本当二アリガトウゴザイマス!!応援シテクレタ皆様アリガトウゴザイマス!!Slipknotメチャクチャカッコ良カッタ(「゚Д゚)「ガウガウ twitter.com/mwamjapan/stat…
— MAN WITH A MISSIONさん (@mwamjapan) 2013年5月11日
<MAN WITH A MISSION set list from セトリ!!!>
- Get Off of My Way
- TAKE WHAT U WANT
- HASTA LA VISTA
- Smells Like A Teen Spirit (Nirvana)
- FLY AGAIN
- distance with SID(Slipknot)
- Emotions
【Deftones】
チ・チェンの死を乗り越えて、どんなステージになるのかと思って前方で観ることにし、モッシュピットが出来そうなギリギリの辺りまで進んでいきました。
そして一曲目から圧巻。
SUMMER SONIC 2006で観たときよりもやっぱり屋内のほうがぐっときたというか、バンドの世界観が凄く伝わってきました。
他のバンドに比べて音数が少なめだったのもあったせいか、出音も凄く聴き易かったです。
選曲も良かったし、プレイも素晴らしかった。何よりステージ狭しと走り回るチノ・モレノのパフォーマンスもキレてました。
まんまと会場を支配し、このあとももクロどうなるのか心配になるほど独特の空気に。
<Deftones set list from セトリ!!!>
- Rocket Skates
- Diamond Eyes
- My Own Summer (Shove It)
- Tempest
- Rosemary
- Change (In The House Of Flies)
- Digital Bath
- Poltergeist
- Swerve City
- Engine No. 9
- 7 Words
【ももいろクローバーZ】
Deftones後の空気をどうするかと思っていたら、
「皆さんの目の前にいるのが、アイドルです!」
の一言でアウェーを一気にホームの空気に変えてしまいました。強いなー。
モノノフ(ももクロファン)だけじゃなく、他のお客さんも巻き込んで盛り上がってましたね。
素直に良かった。あとやっぱりダンス含めてパフォーマンス全般がしっかり練られてて、凄かったです。
「OzzFest」ということを意識してか、途中からギターでNARASAKI(COALTAR OF THE DEEPERS)と和嶋慎治(人間椅子)がゲスト参加。
でもここからギターと女声の高音がぶつかり合ってよく聴こえなかったのが残念でした。
最後「Z!」って一緒にやりました(笑)。
<ももいろクローバーZ set list from セトリ!!!>
- overture
- ピンキージョーンズ
- 行くぜっ!怪盗少女
- 黒い週末 with 和嶋慎治(人間椅子)・NARASAKI
- 労働讃歌 with 和嶋慎治(人間椅子)・NARASAKI
- 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」 with 和嶋慎治(人間椅子)・NARASAKI
ももクロ終わってモノノフが一気にハケたので、SLASH待ちでブラックステージ前に。
SLASH間近で観たことない!と思ってこのチャンスを逃すものかと突っ込んでいったら、最前ブロック手前の柵の所まで行けました。
このポジションのままホルモン待ち。
【マキシマム ザ ホルモン】
生で観たのはこれもDeftonesと同じくSUMMER SONIC 2006ぶりでしょうか。
昔一緒のステージで活動していた仲間がこんな大舞台に立っているのは感慨深いものが。というか今では普通にファンですが(笑)。
それにしても流石の人気とクオリティ。
一曲目から飛ばして、MCで笑わせて、かと思ったら煽って客席のテンションあげて、とこの辺りも百戦錬磨っぷりを伺わせてくれました。
選曲も良かったです。聴きたい曲殆ど聴けました。
ちなみにこの日全曲一緒に歌えたのはホルモンとSlipknotだけでした(笑)。
<マキシマム ザ ホルモン set list from セトリ!!!>
- What’s up, people?!
- 「F」
- maximum the hormone
- ぶっ生き返す
- 爪爪爪
- シミ
- 恋のメガラバ
【SLASH FEATURING MYLES KENNEDY AND THE CONSPIRATORS】
超久々に本物のスラッシュ拝めました!
曲もGuns N’ Rosesの”Appetite for Destruction”から5曲も。
“Nightrain”のイントロで泣きそうになりました。
昨年12月にGN’R観ましたが、やっぱりオリジナルGN’Rの楽曲にはスラッシュのサウンドが一番ですね。今のGN’Rに足りないのはこれだ!と思うくらい、スラッシュの紡ぎ出す一つ一つの音が胸に突き刺さりました。
名曲の数々を弾くSLASHを肉眼でSLASHの手元が確認できるほどの距離で拝めて、感無量でした。
ボーカルのマイルスも、ぶっちゃけ今のアクセルより声出てるので(笑)、気持ちよく聴くことができました。
しかしやっぱりスラッシュの本物っぷりハンパなかったです。
途中でコーラスしたりしてるスラッシュもなかなか貴重なショットとして楽しめました。というか殆ど「スラッシュ萌え」な状態だったのですが、自分がギター始めたきっかけでもある人なので、本当に他のメンバー観る余裕がないくらい目が離せなかったです。
ちなみにスラッシュのTwitterによると、この日はStone Sourのアンプを借りていたそうです。毎度の如く最後のスラッシュ顔文字が可愛いです。
Many thanks to @wearestonesour for letting me use their amps. That was very cool. & greatly appreciated! iiii]; )’
— Slashさん (@Slash) 2013年5月11日
来年また来るそうです。
今までソロやVelvet Revolverで何度か来日していたのに、何だかGN’R以外のスラッシュを観に行く気がしなくて見送ってたのですが、激しく後悔。今後は是非単独来日も観に行きたいです。
Next year we’re going to do more shows in Japan & China. Also Indonesia, Singapore, Malaysia &India. Hopefully Thailand. iiii]; )’
— Slashさん (@Slash) 2013年5月12日
<SLASH FEATURING MYLES KENNEDY AND THE CONSPIRATORS set list from セトリ!!!>
- Halo
- Nightrain
- Ghost
- Back from Cali
- My Michelle
- Serial Killer
- Nothing to Say
- Doctor Alibi
- You’re Crazy
- Rocket Queen
- Anastasia
- You’re a Lie
- Slither
- Paradise City
【SLIPKNOT】
1日目大トリ。
もうPURPLE STAGEの客席はホルモンのときからパンパンで入り込む余地なさそうなので、BLACK STAGE前方から観ることに。
観るの4回目か5回目くらいでしょうか。相変わらず圧倒的なパフォーマンスでした。
人数が多いとか音数が多いとか、トリだけあって火柱やらパイロ使いまくりとか、そういう要素もあるのですが、それ以上に個々のメンバーの存在感が増してました。
チッタでIOWAツアーの時に観た時がこれまでのベストステージなんですが、それに匹敵するか超えるくらい良かったです。
ただコリーのボーカルが所々ちと辛そうだったのが気になりました。明日のStone Sour大丈夫かな、と。
クラウンは一曲目から大暴れで、早くも自分のパーカッションセットをひっくり返してスタッフが慌てて数人がかりで戻したりと相変わらず。
他のメンバーの演奏も相変わらずキレてましたね。
「コンニチワ!コンバンワ!スリップノットデス」とコリーの日本語MCも相変わらず。
日本が大好きだ、ありがとう、と何回も繰り返してました。
後半、ステージ後方に「2」の番号が大きく映し出され、コリーからポールを偲ぶメッセージ。
メンバーの深い絆が窺い知れ、こちらも目頭が熱くなりました。
たっぷり20曲もやってくれ、最後は屋内なのに花火まで。
メタルモンスターここにあり、というステージでした。
ちなみに朝からはしゃいでいたのでもう脚が限界で、途中座り込んで何回かストレッチしてました。
そういう意味ではギュウギュウ詰めのPURPLE STAGEじゃなくてBLACK STAGEから観てて良かったです。
<SLIPKNOT set list from セトリ!!!>
- Disasterpiece
- Liberate
- Wait and Bleed
- Get This
- Before I Forget
- Eyeless
- The Blister Exists
- Dead Memories
- Sulfur
- Left Behind
- Gently
- Pulse Of The Maggots
- Everything Ends
- The Heretic Anthem
- Psychosocial
- Duality
- Spit It Out
- 742617000027
- (sic)
- People = Shit
- Surfacing
2日間もあるのでまったり楽しもうと思ってたのですが、終わってみればほぼ立って前の方で観てました。
お陰で脚がガクガクです。
果たして翌日大丈夫なのか、と不安になりながら帰宅。
2日目に続きます。
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