ルミネtheよしもと 7じ9じ
先週(6/26)にルミネtheよしもとの夜の公演を観に行きました。実はこれ会社の労働組合のイベントの一環だったのですが、予想外に楽しめました。
特に良かったのが後半のルミネtheよしもとプロデュース公演。基本的に新喜劇ノリではあるものの、演技・脚本共に普通の演劇としてもかなり高いレベルの出来でびっくりしました。
以下、レポート。
- ゆったり感
- 前半は芸人達によるネタコーナー。開演前にトイレに行ったらゆったり感の小さい方が鏡の前で一生懸命髪の毛セットしていました(笑)。
そんな場面を目撃したので「若手頑張れ」的な目で最初は観てたのですが、予想外に面白かったです。トップバッターでこれだけ客をつかめるというのはなかなかの実力派かと。 - ペナルティ
- ワッキーがホームティーチャーならぬ“ホームレス”ティーチャーに扮するコント。面白かったけど、なんか最後がいまいちでした。つーかワッキーも同系統でいろんなキャラ持ってますが、そろそろあの系統にはちょっと飽きてきました。
- ぜんじろう
- 超久しぶり、というかまだ芸人活動してたんだ、とびっくり。最初は遅れてきたお客さんを気遣いながらの軽いトーク。正直これが一番面白かったです(笑)。ネタそのものは警察に関するいろんな画像についてコメントしていく、という「写真で一言」的なもの。
- LLR
- あまり印象になかったです。普通の漫才。
- 次長課長
- 映像を使った母を訪ねて三千里ネタ。まぁまぁ面白かった。
- ショウショウ
- 普通の漫才。そこそこ面白かったです。
ここで一旦休憩後、後半のルミネtheよしもとプロデュース公演「通夜の夜」。
ルミネtheよしもとサイトによると
板尾(130R) /大山英雄 /山下しげのり /アキ(水玉れっぷう隊) /ケン(水玉れっぷう隊) /よし(COWCOW) /多田(COWCOW) /阿部(アップダウン) /竹森(アップダウン)
とのことですが、板尾創路以外は見たことあるような気がするけど良く知らない芸人ばかり。
最初は板尾が一人でアメリカンジョークを淡々と述べ、それが実は通夜の喪主挨拶だった、というところからはじまるこの芝居、あちこちに笑いどころがちりばめられながらも、一本芯の通ったストーリーが説得力があり、また個々のキャラクターもいい味出しててとても良かったです。
ここからはちょっとネタバレになりますが、後半のダンスも良かったし、ラストシーンもちょっとぐっと涙が出そうになる雰囲気に行きかけたところで大騒ぎで幕、というとても綺麗な終わり方。
前半のネタパートがなくて、後半のこの公演だけでもかなり満足できたと思うくらい良いもの観れました。
お笑いのライブというものは初めて行ったのですが、テレビみたいに短い尺で芸人が順番に出てくるよりも、こういう長い尺でじっくり楽しめるのが舞台の良いところだと感心しました。ルミネtheよしもとって毎日やってて客入るのかな?と思ってたけど、その理由がなんとなく分かりました。