IRON MAIDEN FESTIVAL @さいたまスーパーアリーナ

IRON MAIDEN FESTIVALに行ってきました。


■SONATA ARCTICA
家出る前に仕事でまとめなきゃいけない資料作りに手間取っていたので、JRさいたま新都心駅についたのは15時過ぎ。既にスタートしているので急いで会場に向かうと会場前に長蛇の列。なんだと思って聞いてみるとグッズ販売へ並ぶ列。
ざっと見積もっても300人くらい並んでそうな気がしたので、グッズはあきらめて入場することに。
中に入るとパンフレットのみ販売していたので、とりあえず買う事に。2000円、高い。そして薄い。
チケットにある指定の通路から中に入ると、SONATA ARCTICA演奏中。しかし自分の席がわからない人が入り口に溜まっていて全然見えない。ちょっと離れた階段で見ようと空いたところに移動したら係員が近くに来たので席まで案内してもらうことに。
席はあまり良くないポジションで、正直ステージが見難い。このポジションで9500円はちょっと高いなー、と思いながらSONATA ARCTICA観賞。CDショップで試聴したことがあるくらいでちゃんと聴くのははじめてですが、良くも悪くもスピード&メロディを大切にするHR/HMバンド、という印象。みんなで歌えるようなところもあり、席はまだ空席が目立っている状態だけれどもアリーナ中に観客の歌声が響く様は曲を知らずとも楽しめる感じ。
しかしどの曲もなんだかまとまりが良すぎてだんだん飽きてきてしまい、最初は立って観てたけど最後の数曲は座ってみてました。
SONATA ARCTICA終了後、さっき購入したパンフを見ると中はメンバーによる「DANCE OF DEATH」アルバムの曲解説が。こんなものわざわざパンフにしなくても!とか思いつつ読む。ちなみに新譜は2回くらいしか聴いてません。
■ARCH ENEMY
この日結構楽しみにしていたARCH ENEMY。CARCASSが好きだったのでマイケル・アモット(G)繋がりで聴き始めたバンドです。
メロディアスなツインリード、そしてアンジェラ・ゴソウ(Vo)の(いろんな雑誌で使われている表現ですが)女性とは思えない咆哮に鳥肌が。
否応無しに体が反応してしまう楽曲の数々にさっきまでパンフが高いとか席が悪いとかでローだったテンションが段々上がってきました。
演奏も乱れることなく、デスメタルバンドにありがちな音圧重視で音の分離が悪くなる事も無く、CDに匹敵する音質で聴く事ができて満足でした。
あとアンジェラが水飲むときにドラムの横に引っ込むときにはちゃんとアンジェラを追っているライトがオフになる、照明の細かさにもやや感心してみたり。
ARCH ENEMY終了後、トイレに行こうと通路に出ると凄い混雑っぷり。
IRON MAIDENの「頭脳改革(Piece Of Mind)」のジャケのエディのマスクを被った人がいて、みんなに写真撮られてました。ってカメラ持込禁止じゃなかったのでは?携帯カメラの人も沢山いましたが。
■IRON MAIDEN
会場が暗転し、UFOの「Doctor Doctor」が流れて「Wildest Dreams」がスタート。
最初の印象はトリプルギター凄い!ツインギターのバンドは沢山見てきたけど、トリプルでハモりまくるのは圧巻です。そして前に出演した2バンドとは明らかに違うオーラが。アーティスト写真ではかっこ悪いのに(失礼)、ステージでは明らかにロックスター然としたものを放っていました。
そんなこんなで「Can I Play With Madness」で大合唱後は「The Trooper」!この曲がやりたいがためにIRON MAIDENのコピーバンドをやったことがある自分としては、コーラスを一緒に歌いながら感動してやや涙目に。
しかしここで大きな不満が。どうも曲毎にステージバックのスクリーンの絵が変わっているようなのですが、自分の席からだとなんかステージの骨組みにある機材のようなものが邪魔してスクリーンが殆ど見えない!しかも照明用の柱になにか幕のようなものが巻いてあるのですが、どうもブルース・ディッキソン(Vo)のお気に入りポジションがこちらから観てその幕の後ろで、全ステージの半分くらいはブルースが見えてないような感じでした。
でもその代わりヤニック・ガーズ(G)のヌンチャクのようにギターを振り回すアクションが楽しませてくれました。
そんなこんなでライブは進みますが、時折本当にブルースがステージから消えている模様。出てきても足を引きずりながらのステージで、どうやら足を怪我している模様。万全ではなくともライブでは無茶してしまう気分は良く分かりますが、長丁場のステージではやはりつらいのでしょうか。
本編最後の「Iron Maiden」では待ちに待った巨大エディの登場。でかい!3~4メートルくらいはある「Dance Of Death」ジャケの格好をしたエディが登場。のっしのっしと歩きながらステージを横切り、ヤニック・ガーズと闘ってまた戻っていきました。
そしてアンコールではアコースティックの「Journeyman」、そしてこれも待ちに待っていた「The Number Of The Beast」が。自分の中では「666!」コールはSLIPKNOTより先輩だと思っているこの曲。そのサビの部分ではコーラスにあわせて客席が照らし出されるというテンションの上がる演出。
そして最後の曲として恒例の「Run To The Hills」では何故かスタッフたちが笑顔&ムカデ状態でステージを横切るという演出が。このあたりなんとなくアメリカのバンドにはない空気を感じました。
そんな感じで幕を閉じたIRON MAIDEN FESTIVAL、自分としては席の位置の悪さでいまいち盛り上がれない部分や「Aces High」など自分の中での超名曲クラスの曲が演奏されなかった点にやや不満はありますが、まぁまぁ楽しめました。
9500円は高いと思いましたが。
せめてスタンドの横側の席は値段低くして欲しいと思いました。
死の舞踏 (CCCD) アイアン・メイデン WAGE OF SIN アーク・エネミー