打首獄門同好会ワンマンライブ@Zepp Tokyo

名前は怖いけど曲は緩い生活密着型ラウドロックバンドとして知られる打首獄門同好会(以下 打首)のワンマンライブに行ってきました。
打首に初めて出会ったのは2007年、No Returnで対バンし、その後No Returnの企画やMalignant Co.のライブに出演してもらいました。
しかしマイペースで活動していた自分のバンドとは違い、あれこれ趣向を凝らして独自のスタイルを確固たるものにしている打首はメディアや大きなフェスにも登場するようになり、また初期からの「水曜どうでしょう」愛が実り、そちら絡みのイベントにも呼ばれるようになったことも後押ししてか、出演する会場の規模もどんどん大きくなっていきました。
そんな中、昨年発売したアルバムがこちら。

まだまだ新米
まだまだ新米

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打首獄門同好会
AMC (2015-11-18)

以下の紹介映像を見れば分かる通り、よりパワーアップした「打首節」な楽曲がたっぷり楽しめます。

そしてそのアルバム発売記念ツアーのツアーファイナルワンマンが、なんと今回はZepp Tokyo!
都内にある「ライブハウス」というスタイルの中では最大級の2000名超のキャパシティ。
いやー、好きなバンドがここまできたというのは感慨深いものです。
さらにこんな大槻ケンヂ氏と大澤会長の対談で、こんなコメントが。

大槻 ああ、これはファミリー層を狙える! 今までラウドロックがファミリー層を狙う場合は、何十年もやってるうちにファンがお父さんお母さんになって、その子供もファンになってっていう。KISSとかみんなそうじゃない。筋肉少女帯もそうなりつつあるんだけど、そういうふうにファミリー層が増えていくっていうのはあったんだけど、打首の場合はまず女性がふたりいるのと、歌詞が子供にも響くじゃない? 最初からファミリー層を狙えるバンドだから、ファミリー席を早く作ったほうがいいと思う。

邦楽 打首獄門同好会、大槻ケンヂと夢の異色対談! 打首、オーケンに作詞の極意を説かれる | RO69

それを受けてのこれ!

打首獄門同好会が2016年2月20日(土)に行うZepp TOKYOワンマンライヴに「ファミリー席」を設置することを発表した。

これは、先日、大槻ケンヂより「打首獄門同好会はファミリー席を設けた方が良い」というアドバイスを受け決定したもの。小さな子供と一緒に来場を予定している家族向けに、Zepp TOKYOの2階席などを使ってスペースを用意するとのこと。

打首獄門同好会、大槻ケンヂのアドバイス受けZepp公演に「ファミリー席」設置 (2015/11/27)| 邦楽 ニュース | RO69

…これは!ということで、長男(小4)を連れて行くことにしました。


ちなみに長男はこのとき「パパの友達のライブに連れて行かれる」という情報しかなかったので、普段自分がライブやるキャパ150くらいのハコを想像していたそうです。
ゆりかもめの一番前でテンションあがる長男。
雨のゆりかもめ。 一番前でテンションあがる長男。
で、Zeppに到着。
事前に用意してくれていた2階のファミリー席へ。
予想外の会場の大きさに緊張する長男。
打首獄門同好会のワンマンに来ました!
当たり前ですが周りはファミリーばかり。
そしてスクリーンでは打首が活動10周年を記念してはじめたWeb番組「10獄(てんごく)放送局」の最新作が流れておりました。
この「10獄放送局」も水曜どうでしょうにインスパイアされまくったこの番組、一介のインディーズバンドの活動とは思えないクオリティなので是非ご覧ください。
こういう風にお客さんを待ち時間も飽きさせない工夫を凝らしているのは流石だな~と思いました。
で、ゆる~い感じのビデオが終わり、オンタイムで開演。
打首は基本スリーピースなんですが、ここ数年正式に「VJ」が加わり、歌詞をライブ中にスクリーンに投影するというスタイルになっているので、曲を知らない人でも一緒に楽しめるという利点が。
字幕読める子供なら予習してなくても大丈夫、というわけで長男も自然と一緒に歌っていました。
曲としては最新アルバム「まだまだ新米」と、その前に出した10周年記念ベストアルバム「10獄」の曲を中心に、一部昔の”Sports & Music”などを交えながら、そして10獄放送局でおなじみのアシュラシンドロームのボーカル青木亞一人氏を引っ張り出しての2000人超の前でのドッキリなど、いろいろてんこ盛りな内容。
新曲も2曲披露、しかしVJのおかげで歌詞もしっかり頭に入ってくるのがこのスタイルの強みだな~。
アシュラシンドロームはギターとベースは昔からの知り合いなんですが、青木氏とは面識なし。機会があれば是非ゆっくり話したいです。
それはそうと、殆ど曲知らない(というか以前に聞かせたけどあまり覚えてない)子供を2時間以上飽きさせることなく一緒に歌わせるパワーってのは凄いですね。
この分かりやすさはこのインディーズバンド冬の時代に大きな武器になるのかと。
そんなこんなでの2時間超、大変楽しみました。
しかしすっかりZeppが似合うバンドになりましたね。GEARで対バンしてたのが嘘みたい。
打首メンバーのみんな、お疲れ様!


ナマハゲさんもお疲れ様でした!



帰りは長男にせがまれて夜の大観覧車へ。
長男にせがまれて大観覧車なう。
ライブで楽しんで観覧車も楽しんで…と随分いい思いしてるなこいつ…。

ちなみにこのライブ、映像作品にしようと300万目標でクラウドファンデイングを事前にやっておりました。

打首だったら軽くいくだろうな~、と思ってたらまさかの1500万円超え!
いやー、凄いですね。
ブルーレイも作る様なので、ブルーレイ買うことになりそう。
楽しみです。

打首はミュージックビデオも秀逸なので是非!
とりあえず今回のワンマンでやった曲で映像作品があるものを貼り付けておきます。
シングル曲にして、この曲のため(?)に米まで作ったという
「日本の米は世界一」

生活密着型ラウドロック、という名の通りのテーマ
「TAVEMONO NO URAMI」

嘉門達夫出演、映像を観ていると曲が全然頭に入ってこない
「カモン諭吉」

このために漫画家を起用した
「私を二郎に連れてって」

芦沢ムネト氏によるネコを使った
「フローネル」

まごの酷さが凄い
「まごパワー」

大澤会長の手作りビデオ
「デリシャスティック」

2件のコメント

  • 2017年もよろしくお願いします!

    昨年もお世話になりました! 写真は年賀状に使用した、昨年8月に富士サファリパークでライオンの赤ちゃんと一緒に撮った写真。 というわけで恒例の昨年の振り返り…

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