道士郎でござる

4091271715 道士郎でござる 1 (1)
西森 博之
小学館 2004-08-06

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ネバダ州から本物の”武士”がやってきた! 3歳から12年間をアメリカで過ごした青年・桐柳道士郎が、ナゼか羽織袴姿で故国に見参?? 現代ニッポンの高校に時代の風を巻き起こす!!
(Amazon紹介文より)

少年サンデーにて2004年から約2年近く連載していたコミック。
西森博之作品は今日から俺は!!から好きでした。ありがちなヤンキー漫画ではなく、ギャグの中で時折挟まれるシリアスな展開のストーリー展開がこの上なくバランス良く、好きでした。
続く天使な小生意気はアニメ化までされましたが、途中でストーリー運びが不自然になり、いまいち尻すぼみの感があったのがやや残念でした。
そして今回の作品は、武士というか武士に憧れた帰国子女である道士郎が日本の普通の高校に転入、という設定。
この道士郎が主人公かと思いきや、ストーリー上の主人公は最初脇役かと思われた健介。立場的には映画版ドラえもんにおけるのび太=健介、ドラえもん=道士郎のような役回り。


普通の高校生である健介が道士郎という異色な存在の影響を受けながら、自分で考え、行動し、成長するストーリーは分かり易く、且つ話の組み立て方が上手いのでダレることなく楽しませてもらえます。
とぼけた登場人物たちによって随所で炸裂する笑いどころも秀逸。笑いすぎて涙出るポイントが沢山ありました。
また西森作品では必ず悪者(主に学校や町の不良)との対決がメインの話となるのですが、これについてもドラゴンボール的なインフレを起こさず、上手い具合にきっかけが作られて話が展開していきます。
8巻で完結というコンパクトさも、このあたりが不自然にならずに済んでいるのかもしれません。
今少年誌で連載中の作品の中でも特に好きな作品だったので、欲を言えばもっと連載が続いて欲しかったです。
次回作にも期待大。
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