アンパンマンの遺書

4000000640アンパンマンの遺書
やなせ たかし
岩波書店 1995-02

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絵本にアニメに不思議な人気を誇るキャラクター.戦中派の作者が,風変わりな4コマ漫画の人生を語る.銀座モダンボーイの修業時代,焼け跡からの出発,長かった無名時代……アンパンマンの顔に隠されたもう1つの戦後漫画史.
(Amazonより)

この本を読む前に「嫌われ松子の一生」を読んだのですが、それと比べられないくらい凄い人生。そもそも小説と自伝を比べるということ自体あまり意味の無い比較なのですが。
とにかくアンパンマンができるまで、作者がどんな経験をしてきて、何を考え、どういう過程で生まれたのか。
ただの勧善懲悪の子供向け作品ではなく、そこには作者の苦悩や願いが込められているということが伺い知れます。
あらすじなどについては、下手にここで記述するよりも以下の記事が詳しいかと。
■愚仮面 – アンパンマンができるまで その1
■愚仮面 – アンパンマンができるまで その2
■愚仮面 – アンパンマンができるまで その3
■愚仮面 – アンパンマンができるまで その4
ともあれ、アンパンマンというキャラクターに対する作者の思いとその人生に触れ、読んでるうちに自然と涙が。
アンパンマンという作品に対する見方が変わる一冊です。


あんぱんまん
あんぱんまん

人生なんて夢だけど
人生なんて夢だけど