iPodをつくった男
CEOの座に就いてもなお製品開発に情熱を注ぐスティーブ・ジョブズ。
幾多の成功と失敗を繰り返し、波乱万丈の人生を歩んできた彼がつねに大切にしてきたのは、自分たちが最高だと思った製品を作ること――。
自分の経営哲学に迷いが生じているすべての仕事人に捧ぐ、痛快ビジネスストーリー。
iPodの成功に至るまでのアップル社とスティーブ・ジョブズの歴史を振り返りながら、スティーブ・ジョブズの製品に対する熱い思いや徹底した拘り、またそのマーケティング戦略などについて述べられています。
自分はアップル社の製品はiTunesとiPod nanoしか持っていないのですが、シンプルかつ直感的で分かりやすく、操作することがストレスにならないように考えられたインターフェースや、デザインと機能を巧みに融合させているのは感心させられます。
WindowsをMac OSっぽくとか、スマートフォンをiPhoneっぽくカスタマイズする人はいても、Apple社のインターフェースを他の製品のように変更してしまう人はなかなかいないのかと。それだけ洗練されており、且つ魅力のあるものを提供しているのだと思います。
普通の人なら拘らない部分に拘り続けた結果、iPodをはじめとする製品のヒットや、ブランドの確立があるのだなー、と納得しながら読んでると、Apple製品が欲しくなるという一冊(笑)。
2006年に購入したiPod nanoですが、今では財布、定期、携帯と同じく外出時には欠かせないものの一つとなっています。今使っていても、やっぱり細かい部分まで考えられてるなー、と思います。これはこれで一つの完成形ですね。
とはいえ、iPod touchがとても気になっているのも事実。んー、nanoで充分な気もするけどなー、と思いながらWebサイトや店頭の製品を眺める日々を送っています。