自閉症の僕が跳びはねる理由―会話のできない中学生がつづる内なる心

千葉県立君津養護学校中学2年(当時)の著者が自閉症について 「どうして目を見て話さないのですか?」 「手のひらをひらひらさせるのはなぜですか?」等50以上の質問に答えます。  巻末には短編小説「側にいるから」を掲載しています。この小説は著者の家族に対する愛情に満ちあふれた内容です。

障害のために通常の会話でコミュニケーションが出来ない作者ですが、その目や思考は自分と周囲を冷静にみつめていて、自分の「自閉症」というものについて、分かりやすく解説してくれています。
今まで自閉症というものに抱いていた自分の考えや認識を、正しい方向に導いてくれる内容に溢れています。
自閉症の方の家族・友人・周りの方だけではなく、全ての方に読んでもらいたい一冊。
「自閉症」に対する偏見、誤解を減らす上で大きな意義があると思います。