レッドドラゴン

B000E6GB44レッドドラゴン
テッド・タリー ブレット・ラトナー アンソニー・ホプキンス
ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2006-04-01

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トマス・ハリス原作によるレクター博士3部作の第1章を映画化したサイコスリラー。レクター博士を逮捕した元FBI捜査官・グレアムは、ある連続殺人事件の捜査を依頼される。
(Amazonより)

レクター博士の原点。「羊たちの沈黙」「ハンニバル」共にショッキングでありながらも完成度の高い映画だったので、期待して観ました。


「羊たちの沈黙」的な、レクター博士の助言(?)をもらいながら事件を解決する、という展開を見せる作品で、「羊たちの沈黙」を観た後だとストーリーとしてはそれほど捻りのない感じでした。
前述の2作程の衝撃はなく、極普通の猟奇殺人事件ドラマという感じ。それでも殺人の手法などを含めて、十分ショッキングなシーンもあるのでグロテスクなの苦手な方はつらいかと。
しかし何よりアンソニー・ホプキンス演じるハンニバル・レクターの不気味さが特筆モノ。事件の中心であるレッド・ドラゴンが霞むくらいの存在感でした。というかレッド・ドラゴンがレクターの前では弱いので、話としてのバランスが少し悪かったような気がしますが。
レクターやレッド・ドラゴンと対峙する「ファイト・クラブ」などのエドワート・ノートン演じるFBI捜査官役もいい感じでした。
他の2作を見てる人でも見てない人でも楽しめる作品かと。
エンディングが「羊たちの沈黙」に繋がっているのが、心憎い演出でした。
羊たちの沈黙〈特別編〉
羊たちの沈黙〈特別編〉

ハンニバル スペシャルプライス版
ハンニバル スペシャルプライス版