ONE PIECE FILM STRONG WORLD

旅を続ける麦わらの一味に突然のニュースが飛び込んできた!
故郷の危機にルフィたちは冒険を中断し“東の海”に戻ろうとするが、その時、上空から謎の海賊船が現れた。
その空飛ぶ船に乗っていたのは恐るべき悪魔の実の能力者“金獅子のシキ”!
シキは、海底監獄インペルダウンを脱獄した、海賊王ゴールド・ロジャー、白ひげと並ぶ、伝説の海賊だった!!
彼はナミを連れ去り、ルフィたち全員を空から地上へ振り落としてしまう!
バラバラになったルフィたちが辿り着いた先は、見た事も無い凶暴な生物たちが弱肉強食の戦いを繰り広げる、空飛ぶ島々だった――!
シキに涙ながらに仲間にしてくれと頼むナミ…。 独自の進化を遂げた島の生物たち…。
いったい麦わらの一味に何が起こったのか!? シキの恐るべき野望とは何なのか!!?
ルフィたちの運命を賭けた冒険が、今始まる―!!!

もはや化け物クラスの大ヒット作となったONE PIECEの映画版。
作者の尾田栄一郎が制作に携わったということで、「こういうシーンを映像化したい!」という思いが伝わるスケールのある映像が初っ端から畳み掛けるように出てくるのにまず圧倒されました。
ストーリーはナミが敵方の海賊に航海士としての腕を見込まれてさらわれる、というアーロン編に似た感じですが、活き活きと動き回る麦わらの一味の魅力はそのままに、テンポよくストーリーが進みます。
映画ならではのご都合主義やあれ?と思う演出もありますが、まぁそれはそれで。
一本の映画として見た場合には正直物足りないものもありますが、あくまで原作の副産物として楽しむのであればアリかと。
そもそも原作のスケールが大きすぎるので、それに匹敵するドラマを2時間で、というのに無理がある作品なんだなー、とも思いました。