サマータイムマシン・ブルース

本広克行監督が贈る、5人の男子学生と2人の女子学生が過ごしたおかしな夏休みを描いた青春冒険映画。夏休みのある日、部室で過ごすSF研究会と写真部のメンバーの前に、突如タイム・マシンが現われる。軽い気持ちで乗ってはみたが、それが想像もつかないとんでもない事態を引き起こすことに…。

日本映画の傑作、といっても過言ではない青春SFコメディ。
Amazonのレビューにも書かれている通り、開始15分くらいは伏線映像なのでいまいち入りづらいですが、タイムマシンが現れたところからは昨日と今日を行ったり来たりの大騒ぎで、複雑に絡み合ったパズルを一個一個解いていってくれるような見せ方をしてくれます。
最初観たときは意味が分からなかった場面もそれぞれ印象深く演出されているため、後で
「あー、なるほどねー」
となるのでそれ程難しくはない親切な脚本。
そして学生ってこんなだった!部室ってこんなだった!という自分の学生時代を思い出させてくれる感じもたまりません。
基本的に登場人物にバカが多いのも最高です(笑)。
ラストも伏線をしっかり回収した上での良いエンディング。
良い作品に出会えたなー、という満足感でいっぱいになりました。
オススメです。