手話検定5級合格

ダウン症候群のある子供はその筋力の弱さなどから発語がはっきりとしないという課題があります。

「音」と「文字」のつながりをしっかりと意識すればよいのですが、なかなか通常の学習では難しい点もあるのですが、そこで近所で手話サークルがあるという話を妻が聞いてきした。

娘さんの発語が良くなるかも、ということで相談してみたら、先生も是非に、ということで通うことに。

手話歌などを通じて手話の楽しさを学んでいたのですが、先生からどうせなら手話技能検定(手話検定)を受験してみないかと。

受かれば自信にも繋がるし、何より集中して学習するのは良いかと思い、チャレンジさせてみることに。

しかしここで一つ問題が。受験生以外には会場に入れないため、娘さんを会場内でケアする人がいないと不安。

というわけで自分も同じく5級受験することにしました。


各級のレベルと目安によると、5級の内容は以下の通り。

  • 単語数:200程度
  • 基本例文数:30程度
  • 6ヶ月(40時間)程度

試験は二部構成。一部はビデオを見ながら手話の内容を選択式で選ぶ筆記試験。二部は面接官の前で与えられたテーマに沿って簡単な1分間手話のあと、手話で質疑応答をするという面談試験。

元々の受験は2019年10月の予定だったので、転職前の有給消化期間にて娘さんと集注して学習。面談で想定される質問に対しての練習もちゃんと文章の書き起こし→手話の練習、という形で結構みっちり先生にやってもらいました。

ところが10月の受験が大型台風の影響で延期に。新しい日程は2020年2月。

10月目指して勉強していたので、一回集中力が切れて結構忘れる→年明けから慌てて覚えなおし、という形で再度勉強しました。


そして迎えた受験当日。

娘さんと席が離れていたので、休憩時間以外のフォローが不安だったのですが、面接官や周りの方が助けてくれて受験は無事終了。

本人は「ぜんぶできた」「まちがえなかった」と自信満々(笑)。

受験後、お子様ランチでご機嫌

合格は約3か月後の発表とのこと。結構結果が出るまで長い…!


そして先日合格通知が!結果は二人とも合格

無事に届いた合格証

自分は落ちることはないだろうとは思ってましたが、合格証届いて正直ホッとしました(笑)。

当の娘さんは「受かったよ!良かったね!」と言ってもなんだか反応が薄く…でもそのあとちゃんと理解できたのか、ちゃんと喜んでいました。

4級にも挑戦してみる?と聞いてみたら

「むずかしいのはやだ」
「でもまぁまぁがんばる」(まぁまぁってどういうことだ…)
「おかしをかってね」(受験の道中でおやつを買ってあげたことをしっかり覚えてた)

とのことなので、来年以降に4級を受験できるよう、また親子で頑張りたいと思います。