「ダウン症」という名称

昨日妻と話していて、
「そもそもダウン症っていう名前がなんかネガティヴなイメージで嫌だよねー」
と言っていました。
辞書で「down」を調べると

1 (高い所から)低い所へ,下(方)へ[に],下って,降りて;階下へ[に]

2 地面[床]へ[に];(川・海などの)底へ[に]

3 座って,横になって,身をかがめて,低い姿勢に

4 (身分・地位・評判などが)下がって

5 〈価格・率などが〉下がって;〈音量・調子が〉低くなって,弱まって;〈風が〉静まって,おさまって;〈温度が〉下がって;

(以下略)

from Yahoo! 辞書

と、「下」とか「降りる」とか、なんか下向きのイメージがどうしても付きまとう単語です。
そもそもなんで「ダウン症」という名前かというと、症状がどうこうという話ではなく、

1866年に英国の眼科医ジョン・ラングドン・ハイドン・ダウンが論文『白痴の民族学的分類に関する考察』でその存在を発表(学会発表は1862年)。

(中略)

1965年にWHOによって「Down syndrome(ダウン症候群)」を正式な名称とすることが決定された。

from ダウン症候群 – Wikipedia

とのことで、要は「ダウン博士」が発見したから「ダウン症」と命名されただけのこと。

  • サンドウィッチ伯爵が考案したからサンドウィッチ
  • ガッツ石松のとってたポーズだからガッツポーズ
  • ホッチキスさんが発明したからホッチキス

みたいなノリと一緒ですね。
もっと「スターライト博士」とか「サンシャイン博士」みたいな名前の方にちなんでつけてもらったら、ダウン症というものに対する印象も随分変わっていたかもしれません。
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