Alice Cooper @新木場STUDIO COAST

新木場Studio Coast
中学時代に「Hey Stoopid」アルバムでファンになり、それから遡って過去のアルバムを聴いて行くうちにどんどん惚れ込んだ元祖ショック・ロッカー、Alice Cooperが約20年ぶりの来日!
先日60歳になったばかりということで、正直これを逃すと一生観る事はできないんじゃないか、ということで行ってまいりました。

会社を早めにあがって新木場に到着すると、本日参戦すると思われるロック系ファッションの人がちらほら。
軽く腹ごしらえしてから会場に向かうと、肥後(sqid)や牙子などに遭遇。牙子たちがグッズ売り場に並んでたので、自分も並ぶ。
しかし平日だからというのもあるかもしれませんが、Open30分前なのに、思ったより人あまりいなかったです。おかげでグッズに長時間並ぶ必要がなくてよかったですが。
そんな中、アリスメイクしてきているファンもちらほら。これはちょっとテンションあがりました。
グッズ売り場では「Billion Doller Babies」アルバムデザインのツアーTシャツと、「Welcome To My Nightmare」デザインのパーカーを購入。
入場して中に入って、とりあえずビール!
何か高まってたので一気に飲み干してしまい、カン捨ててフロアに戻ると牙子たちがいたので合流。
しかし客の年齢層が高い!31歳の自分たちでさえ若い方でした。
そのせいか、後ろのほうの座席から先にうまっていって、前方のアリーナ席はスカスカという有様。やや不安になりましたが、スタート時間直前にはしっかり埋まってました。
あと面白かったのが、オープンからスタートまで会場でかかっていたBGMでAlice Cooper自身の曲が結構かかっていたこと。普通自分の曲ってあまり使わないだろう・・・とか言いながらも、「Bed of Nails」とかかかると一緒に口ずさんだりしてました。

スタート時間になると客電が落ち、スクリーンにはシルクハットのAliceの影が大写しになり、大歓声。
しかしAliceの影がもう一人現れ、シルクハットの方の影と争いに!実は先に現れた影が偽者で、幕が開いて偽者倒したところでまた大歓声!
そして初めて目にする生Alice Cooper!!
鋭い眼光とスタイリッシュな身のこなし、そして本物だけが纏うオーラ!
この時点で自分はかなり感極まってました。
1曲目が終わった後響く「No More Mr Nice Guy」のイントロ!
実はこの曲一番好きなのです。
当然涙ぐみながら狂喜!!最高でした。
そして「Under My Wheels」「I’m Eighteen」と涙ものの名曲たたみかけ!
早くも叫びすぎて喉が嗄れそうに(笑)。
「I’m Eighteen」では松葉杖をつきながら歌ってました。
ちなみに今回のバンドメンバーはドラムにかつてKISSにも在籍していたEric Singer、ギターにKeri KelliとJason Hook、ベースにChuck Garricというメンバー。
Eric Singerは流石に安定のグルーヴ。細かいスティックアクションあって、魅せるドラミングとしても文句なしでした。
Keri Kelliはテンションあがりすぎてるのか、2曲目から既に汗だく(笑)。
個人的にはJason Hookの、どこかZakk Wyldeを髣髴とさせるプレイが好きでした。
Chuck Garricの客煽りまくりパフォーマンスも良かったです。
そして驚いたのはAliceの声!CDと同じ!
もともと音域が広い人ではないのですが、それにしても最初から最後まで安定していて嬉しかったです。
そのあともノンMCで突っ走り!
基本的にMCがなく、まさにライブを一つの「ショウ」として演出しているのが普通のバンドとは違うところ。そんな中でも、Aliceのパフォーマンスもロックでありながらもどこか優雅。
「Dirty Diamonds」ではネックレスを次々客席に投げ入れるのですが、ここでネックレスを取ろうとした観客が将棋倒しになるという事件が。自分も若干巻き込まれたものの幸い無事でしたが、あまり必死になるのもキケンだなー、と酔っ払いながら妙に冷静な気分に(笑)。
「Halo Of Flies」ではAliceの娘であるCalico Cooperがチャイナドレス姿で登場!盛り上がったところでギター2人もパーカッション要員に加わってのドラムソロ。
途中Jasonがスティックを落として、Ericに手渡してもらうという場面も。
「Welcome To My Nightmare」から怒涛の展開。Aliceを襲う男たちや血まみれの花嫁(Calico)と戦い、入り乱れながらのパフォーマンス。
一旦花嫁を連れ戻してきたと思ったら、ダミー人形で、人形を振り回しながら「Cold Ethyl」。
そして座ってしっとりと「Only Women Bleed」を歌い上げる前でCalicoが踊るのですが、このダンスが新体操選手のようで、とても美しかったです。
このあとは曲にちなんだパフォーマンスで見せ場てんこ盛りのメドレー的展開。
乳母車を押して出てきたCalicoの喉笛をナイフで切り裂き、乳母車を奪ってマイク付き乳母車を押しながら歌うAlice。曲の最後で乳母車の中の赤ん坊を抱き上げると・・・赤ん坊の顔がアリスメイク!
ハンマーと杭で赤ん坊を串刺しにして、血まみれで串刺しになった赤ん坊を掲げるAlice。
そこで戻ってきたCalicoと黒ずくめの男たちに取り押さえられ、拘束衣を着せられたまま「Ballad Of Dwight Fry」へ。
そして曲は進み、「I Love The Dead:で巨大な絞首台が登場!
本家首吊りパフォーマンスが生で見られる日が来るとは!!!
首吊りながらAliceが退場して場がシーンとなったあとは「School’s Out」!
Aliceは拘束衣を脱ぎ、シルクハットにステッキ姿で登場。そして客席に放り込まれる巨大風船。まさにParty Time!超楽しい!声からして一緒に歌いました。
大盛り上がりで本編終了。
アンコール1曲目は「Billion Dollar Babies」。この曲も超大好き!
剣に突き刺したドル札をバラまきながら歌うAlice。
そして「Poison」。この曲が良すぎてマジで涙目に。
最後は「Elected」!
「VOTE for ALICE」「He Doesn’t Care」「Problem Man for Problem Time」などのプラカードを持った人々が出てきて、ブッシュとヒラリーの被り物をした2人が殴りあい、最後には何故か抱き合ってキスするというパフォーマンス(笑)。
あっという間の1時間40分でした。
【Set List】

  1. It’s Hot Tonight
  2. No More Mr Nice Guy
  3. Under My Wheels
  4. I’m Eighteen
  5. Is It My Body?
  6. Woman Of Mass Distraction
  7. Lost In America
  8. Feed My Frankenstein
  9. Be My Lover
  10. Dirty Diamonds
  11. Muscle Of Love
  12. Desperado
  13. Halo Of Flies
  14. Welcome To My Nightmare
  15. Cold Ethyl
  16. Only Women Bleed
  17. Steven ~ Dead Babies ~ Ballad Of Dwight Fry
    Devils Food  ~ Killer  ~ I Love The Dead

  18. School’s Out

–encore–

  1. Billion Dollar Babies
  2. Poison
  3. Elected


昔BURRN!で読んだ超楽しそうなショウを生で体験できて本当に良かったです。
見ている間、笑顔が止まりませんでした。
楽しすぎでした。ありがとうAlice Cooper!
いつまでも元気で、楽しいショウをまた見せて欲しいものです。

【出演者公式サイト】


ライヴ・アット・モントルー2005
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