GUNS N’ ROSES [ Special Gig in TOKYO ] 2012/12/18 @ZEPP TOKYO

Guns N’ Roses(以下GN’R)が11月後半に突然の来日公演発表!
しかも公演日が12/18と、発表から1ヶ月もないということで、いったい何があったのか分かりませんが、GN’R信者としては理由はともあれ来るんだったら行かないと!ということで早速チケットぴあの選考抽選に申し込んだところ当選!
会場がZEPP TOKYOと通常の会場よりも全然小さいせいか、お値段もオールスタンディングで17,500円と高め。
GN’Rにそんなの関係ない、といそいそとチケット発券。
チケット発券してきた! 17,500円!高い!! でもその分楽しんでくる!!
そしてそわそわと数週間を過ごし、いよいよ当日!
しかし当日は会社の研修のため、最短で会場到着が18:45の見込み。
物販が16:00、開場が18:00、開演が19:00ということなんで、開演には間に合うものの物販は今回は諦めることに。
しかしこの日は夕方が近づくにつれてソワソワしてました。研修後半、集中できなかったですねー。
そして終わってすぐにダッシュ。
途中の乗換駅でカロリーメイト的なものをゲットして、2ちゃんねるのGN’Rスレッドをチェックして会場の様子を伺いながら会場へ。
どうも開場が遅れているらしいことがわかり、やや安心しました。
そんな調子でゆりかもめに乗り換えたあたりで、その電車に乗っている人全員GN’R観に行く人のような気がしてきて、「多分俺が一曲歌い出したら大合唱になるんだろうなー」なんて妄想してたら青海駅に到着。
ダッシュで向かうと、全然オープンしてない!
物販はTシャツ類はほぼ売り切れだったので、タオルとレザーブレスをゲット。
Guns N' Rosesライブでの戦利品
そして同じく見に来ているno tokyoのLINDAに電話し、合流。
開場までGN’Rトーク。
整理番号の最初の方の人は並んでいるものの、一向に開場の気配なし。
周りをみると、すでにロッカーに上着や荷物を預けてGN’RTシャツ一枚になっている人たちが…この寒空に薄着で待っているのはさぞつらかろうと思います。
そして開演予定の19:00過ぎからようやく開場し、整理番号順に入場開始。
自分は整理番号的には割と後ろの方だったのですが、開場の前方ブロック中ほどになんとか滑り込むことができました。
まだ始まらないかなー、と気楽に携帯いじってたら19:54頃(ちょうど携帯見てたので時間はあってるはず)に客電が落ち、同時に大歓声!!


ドラムの位置にセッティングをするフランク・フェラー(Dr)のシルエットが!
そしてその向かって左隣のお立ち台にDJアシュバ(G)の姿が見えると歓声はより一層高まりました。
そして会場に響く“Chinese Democracy”の最初のリフ。
ステージライトが灯り、アクセル・ローズ(Vo)の歌声が!
あぁぁぁ本物だ!!!
もう何回も観ているはずなのに、毎回最初はこの感情に支配されます。
なんだろう、自分にとってもう他のバンドとははるかに違うポジションにいる存在だということでしょうか。
冷静になりステージを見ると、前回の来日とメンバーは変わらず。
このメンバーは安定しているみたいですね。
前述のフランクはステージ後方に鎮座し、その向かって左(下手)にディジー・リード(Key)、右(上手)にクリス・ピットというポジショニング。
他のメンバーは自由に動き回ってますが、だいたい上手からDJアシュバ、トミー・スティンソン(B)、”Bumblefoot”ことロン・サール(G)、リチャード・フォータス(G)、そして中央にアクセル、という並びが多かったです。
アルバム音源のアクセルの多重ボーカルの再現はディジー、クリス、トミーがコーラスで再現。
時々ロンやリチャードがコーラスにはいってましたが、基本は上記の三名でやってました。
しかしZeppでGN’Rが観られるなんて!
メンバーが、そしてアクセルが近い!
今までの来日公演では大半が大会場で、客席後方の人は設置された巨大スクリーンを観ているだけ、みたいなパターンが多かったですが、今回はスクリーンとか電飾とかそういったものは一切なく、ステージには必要最低限の機材とメンバーだけ、というシンプルなセット。
こんな状態のGN’Rを観られるのも感動的です。
そんなこんなで1曲目が終わると、すかさずアシュバが3弦4フレットと2弦開放を繰り返すあのイントロを爪弾き、大歓声。
前回の来日時もこの流れでしたが、やっぱりアガりますねー。
アシュバが客席を煽りながら何回かその部分を繰り返し、そして“Welcome to the Jungle”へ。
当然最初から大合唱なわけですが、なんだかアクセルがやたら崩して歌うのが気になりました。
あれ?と思って聴いてると、サビで全然声が出ていない!
うーん、調子悪いんでしょうかね。
演奏はかなり良いだけに、かなり残念。
曲の後半ではギターのフィードバックをギター3人でヒュンヒュン言わせていて、ちょっとしたフィードバック大会になっているのが楽しかったです。
アクセルの調子はともあれ、そのままバンドは“It’s So Easy”へ。
ギターソロ前の「Fxxk Off!!」もバッチリ大合唱。
この曲くらいからギター陣が楽器を持ち替えたりしはじめてました。
アシュバはレスポールタイプ、リチャードはESタイプが多かったです。ロンは1,2曲目ではフレットレスとのダブルネックを弾いており、ダブルネックで”Welcome to the Jungle”のソロを弾く様子は面白かったです。、その他はいろんなタイプのギターを使ってました。
そして着替えも同様に。
アクセルはハットにサングラス、ジャケットという恰好で、途中何回か衣装替えをしましたがだいたいこのパターンでした。
サングラスとハットをほとんど外すことがなかったのが気になりました。
他のメンバーもちょこちょこ衣装は着替えてましたが、フランクは基本タンクトップ、ディジーはスーツっぽい感じだったり、後方3名はあまり着替えてなかったですね。
フロントは結構着替えてて、特にアシュバはトレードマークとなりつつあるシルクハットとの組み合わせでいろいろと、そしてリチャードはファッション雑誌に出てきそうなお洒落な感じが多かったです。
途中ジャケットにマフラー巻いて出てきたときは暑そうでしたが。
このあたりでアクセルが「一列目の人たちが押されて苦しそうだから一歩下がってあげてくれないか」とMC。
ジェントルマン!
“Mr. Brownstone”に続いて“Estranged”やったのが、ちょっと意外。
名曲でありながら、あまりライブのセットリストに入ってない曲というイメージがあったので。こういうのはかなり嬉しいところです。
ちなみにこのあたりまでアクセルはことあるごとにステージ袖に引っこんでいました。
“Mr. Brownstone”では、歌い出しなのにステージにアクセルの姿がなく、Aメロはじまってから慌てて歌いながらステージに駆け込んでくる、なんて場面も。
やっぱり調子が悪いのでいろいろ本番中もケアしていたのかなと。
最新アルバムから“Better”を演奏したあとは1stから“Rocket Queen”
このレポの最後にセットリストを掲載してますが、何より選曲が新旧取り混ぜた良いとこどり、という感じで素晴らしかったです。
リチャードのソロコーナーをはさみ、“Live and Let Die”
ここのイントロ後のシャウトからアクセル復活&本領発揮!
今までが嘘みたいに声が出始めました。
全盛期と比べてはいけないのですが、それにしても生でこの声が聴けたら十分、くらいの感じにはなってくれました。
来てよかった!
そして“This I Love”を挟んで演奏されたのがなんと“Used to Love Her”
前回来日時に”Think About You”が演奏されたときも驚きましたが、この曲がライブで聴けるなんて!!
本当に来てよかった!!
ここでまたソロタイム。
メンバーのソロタイムはアクセルと客の休憩タイム、って感じでしょうか。
それぞれ素晴らしいプレイヤーなのですが、やはりオリジナルメンバーやアクセルほどのタレント性には叶わないので、そうなってしまうのは仕方のないところかと。
その後“Cather In the Rye”“Street of Dreams“と「Chinese Democracy」アルバムから2曲。
もうこのアルバムが出てから4年経つのに、どうしても未だに「新譜」扱いしてしまいます。
そこからドラムのイントロが印象的な“You Could Be Mine”
これも中学~高校時代のアンセムでした。大合唱!
さらにアシュバのソロからの“Sweet Child O’ Mine”、アクセルのピアノソロからの“November Rain”とたまらない展開。
GN’Rを観ている時って本当に自分にとっては特別で、何回も
「これ本当に夢じゃないのかな」
と何回も思うのですが、これまれに死ぬほど聴いていた曲が目の前で再現されているとまた何度もそう思ってしまいます。
それだけ夢心地の空間であり、その気持ちを忘れないようにこうやって自己満足以外の何物でもないライブレポートを毎回書いています。
ロンのソロからの“Don’t Cry”というのもお約束の流れですね。毎回ちょっとずつバージョンが変わって楽しめます。
このあたりからそれまでのキッチリとした進行ではなく、曲間にちょっとしたセッションをはさみながらというやや緩い流れに。
こういうところでメンバーが結構リラックスして楽しみながら演奏しているのを見ると、今のバンドの状態が良いことが窺い知れます。まぁアクセルが機嫌よかったら全てが上手くいきそうなメンバーなので、しばらく解散しないでまた来日して欲しいものです。
後半ではまさかの“Civil War”そして“Knockin’ on Heaven’s Door”
もちろん2曲とも大合唱。
なんだか今回は「Use Your Illusion II」アルバムからの選曲が多目のような気がしましたが、ここで2曲続いているだけで実際は「I」から3曲、「II」から4曲とそれほど多くもありませんでした。
本編最後は“Nightrain”。素晴らしい演奏と盛り上がりに、思わず涙ぐみました。
いやぁぁ、最高でした。
メンバーが袖に引っこんでも客電は落ちたまま、歓声は止まず。
でも誰かが「GUNS! AND! ROSES!」のGN’Rコールをやろうとしてもいまいちまとまりません。
これ大丈夫かな、と思ってたらあっさりメンバー再登場。早い!
ここで時計をみたら結構な時間が経っていたことに気が付きました。
アンコール1曲目はカバー曲“Don’t Let It Bring You Down”。パーティムードでアクセルも他のメンバーも楽しそうに演奏していました。
そこから“Madagascar”へ。「Chinese Democracy」アルバムからは6曲と、やはりほぼこのメンバーでレコーディングされたアルバムだけあって、多いですね。
定番カバー“Whole Lotta Rosie”ではイントロでロンのギターがトラブり、アクセルが演奏を止めるというハプニングも。
こういうのって作りこまれたステージを観るよりも、より「ライブ」感があって好きです。
リチャードとロンがアコースティックギターを持ち、アクセルが口笛を吹き始“Patience”へ。
照明も落ち着いた感じになり、アクセルの優しい歌声につつまれ、最高というしかない空間を堪能。
そして最後はもちろん“Paradise City”
自分がGN’Rにハマるきっかけとなった曲であり、ライブの最後を飾る定番曲。
最高という気持ちと、もうこれで最後という気持ちが入り混じってまた涙腺が緩みました。
そして終演。
最後にはアクセルがマイクを客席に投げるというハプニングが!
自分がいた左のほうの方がキャッチしてました。
何それ超うらやましい!!
ともあれ、開場が遅れたりアクセルの声が出てなかったりと、最初はどうなることかと思いましたが、終わってみれば3時間超、たっぷりとGN’Rを堪能しました。
いやー、やっぱり自分の原点でありいろんなものを学んだバンドなので、毎回特別な感動があります。
是非また来日してくれることを願っております!!
<Set List>

  1. Chinese Democracy
  2. Welcome to the Jungle
  3. It’s So Easy
  4. Mr. Brownstone
  5. Estranged
  6. Better
  7. Rocket Queen
  8. Richard Fortus Guitar Solo(Blacklight Jesus of Transylvania)
  9. Live and Let Die(Wings cover)
  10. This I Love
  11. Used to Love Her
  12. Motivation(Tommy Stinson song)(Tommy Stinson on lead vocals, with band introductions)
  13. Dizzy Reed Piano Solo(No Quarter by Led Zeppelin)
  14. Catcher in the Rye
  15. Street of Dreams
  16. You Could Be Mine
  17. DJ Ashba Guitar Solo(Mi Amor)
  18. Sweet Child O’ Mine
  19. Another Brick in the Wall Part 2(Pink Floyd cover with Axl on piano)
  20. Axl Rose Piano Solo(Someone Saved My Life Tonight)
  21. November Rain
  22. Objectify (Bumblefoot cover)(Bumblefoot on lead vocals)
  23. Don’t Cry
    *Band Jam
  24. The Seeker(The Who cover)
  25. Civil War
  26. Knockin’ on Heaven’s Door(Bob Dylan cover)
    *Band Jam
  27. Nightrain
    Encore)
  28. Don’t Let It Bring You Down(Neil Young cover)
  29. Madagascar
  30. Whole Lotta Rosie(AC/DC cover)
    *Band Jam
  31. Patience
    *Band Jam
  32. Paradise City

尚この日の公演は、スマホやコンデジなどでの撮影は許容されていました。
というわけであちこちで撮影している人が多かったのですが、自分はこういう時出来るだけ肉眼に焼き付けておきたいという考えなので、撮影はしませんでした。
撮影に気を取られていろいろ貴重なシーンを見逃してもイヤなので。
当日の様子が気になる方は、既にYouTubeなどに動画がアップされていたりするので、探してみるのも良いかと。
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