KISS Monster Tour 2013 @日本武道館

今年で活動40周年となる、世界一熱いバンド(The Hottest Band In The World)KISS
KISSは実は2001年に解散を前提とした「THE FAREWELL TOUR 2000-2001」で日本に来た時に東京ドームに観に行ったのですが、何とそのツアーの後で解散を撤回し、永久活動宣言!
その後もメンバーチェンジこそあれど、未だ現役で世界中をツアーしている彼らが日本にもまたやってくる!しかも武道館に!!
ということで行ってきました!

チケットS席は12,500円!高い!
でも日本でKISSが観られるなら安い!!
幕張メッセから武道館に移動しまーす。
物販でTシャツ購入して、いざ入場。
Tシャツ購入して入場! #KISS #武道館
席は二階席最前列。
ステージを斜めから見下ろす感じ。
二階席ってことでちょっとへこんでいたんですが、こんなに近いならむしろありがとう二階席!って感じです。
二階席最前列。ステージ近い!噂のスパイダーステージがはみ出ているのがワクテカ。 #KISS #武道館
そして開演予定の19時をちょっと過ぎた頃、BGMのLed Zeppelinの”Rock N’ Roll”が大音量で鳴り響き、客電が落ちるとあのオープニングアナウンス!
「You Wanted The Best!? You Got The Best! The Hottest Band In The World, KISS!!」


一曲目は“Psycho Circus”
最近の曲…と思ったら実はもう15年前の曲だったと気が付き、驚愕(笑)。
噂の「スパイダーステージ」の上にドラムのエリック・シンガー以外の3人が載っており、だんだんステージが下降。そしてステージに降り立って歌が始まる、という演出。
実にKISSっぽい、ロックンロールサーカスぽい演出です。似合いすぎる!
というか目の前でポールが!ジーンが!
それだけで感動で打ち震えます。
続いて“Shout It Out Loud”“Do You Love Me”と往年の名曲が!
スパイダーステージも本物の蜘蛛さながらウネウネと足を動かしたり、ドラムの横からは炎が噴き出したりと「これぞKISS」な演出が次から次へと曲を盛り上げます。
4人の演奏もキレが良いし、音響も最高!
席も良いので、文句なしの環境。
こんなに幸せで良いのかと思うくらい。
前半のハイライトとして、まずは“War Machine”でのジーン・シモンズの火吹き!
斜め上からのアングルなので、ジーンの立ち位置や、火を噴いた後の剣型の松明を指すバミ位置までしっかり観られるのは、人によっては興醒めするのかもしれませんが、KISSのライブも初めてではないし、DVDも散々観ている自分としては新鮮でとても楽しめました。
このアングルだとスパイダーステージの全貌や仕掛けも良く見え、お得感がありました。
そしてポールからのサプライズで、“上を向いて歩こう(Sukiyaki Song)”の独唱!
日本への愛と尊敬が感じられたパフォーマンスでした。
日本愛と言えば、ポールのMCにも日本語多かったです。
特に歌い終わった後、「チョットマッテ…」と言って咳き込んでいたのは気の毒ですが笑ってしまいました(笑)。
ギタリストとし今回注目していたのはもちろんKISSの5代目ギタリスト、もう加入して10年以上となるトミー・セイヤー。
しっかり「KISSのギタリスト」「エース・フレイリーの後継者」として確立したプレイを見せてくれました。
しかしKISSファン(コピバン)、KISSのスタッフ、ジーンの秘書、ツアー・マネージャーを経て正式メンバーとなるという経歴は驚きですね。ある意味ものすごいサクセスストーリーだと思います。
今回も“Shock Me”など、エースがボーカルを取っていた曲でボーカルを取るなど、もうオリジナルメンバーのようでした。
ギターソロで「君が代」のフレーズを取り入れたりと、ここでも日本愛を披露してました。
KISSの伝統芸能ともいえるジーンの 血吐きベースソロ → 空飛ぶ → “God of Thunder” という流れも健在。
ベースソロと言っても、ベースは殆ど弾かずに
目をむいて見えを切る → ディストーションかけたベースのスライド・ノイズ → 血を吐く → スライド・ノイズ → 首を回してポーズとる → スライド・ノイズ
といった感じで、演奏らしい演奏は殆どしてませんでしたが(笑)、それはもうそういうものなので、その演出が見られただけで大満足です。
ここでも斜め上から観ていた利点で、ジーンを吊り下げてるワイヤーの動きや、ジーンが降りてきたときのスタッフの作業などがしっかり確認できて面白かったです。
そして“Love Gun”。もちろんポールが「みんなの所にいくよ!」と言ってアリーナ席中央に造られたミニステージまでワイヤー伝いに空中移動、という例の演出も健在。
そこからミラーボールを使って紫の光が武道館全体を彩るという感動的な演出の中、“Black Diamond”が始まります。
メインボーカルはエリック!
実はエリックのプレイは2008年のアリス・クーパーで観ているのですが、その時と同じくパワフルで安定したプレイをしていたのですが、まさかボーカルまで取るとは!
声質もピーター・クリスにちょっと似ていて、心の底に響く歌声でした。
そしてドラムセットが持ち上がり、バックスクリーンには「あの虎」が!!
古くからのファンの心をくすぐる憎い演出でした。
ここで本編は終了。
その後「We want KISS!」のアンコールに応え、メンバー再登場。
アンコール1曲目は“Detroit Rock City”
イントロが始まったとき、ドラムセットにエリックの姿が見えなかったので、トラブルか!?と思ったのですが、なんとイントロでドラムセット後ろの階段を駆け上がってきて、座ると同時に「ダカダダカダダン!」と叩き始めるという芸当を見せてくれました。
何これかっこいい!
続けて“I Was Made for Lovin’ You”
名曲続きでこっちは興奮しっぱなしでし。
「来年も戻ってくるぜ!」とポールが言って会場大盛り上がり。
本当に来たらまた行きます!
最後の最後はもちろん“Rock and Roll All Nite”!!
これでもかと紙吹雪が吹き出し、会場中を覆います。
もちろん大合唱。
もうKISSに会えるのはこれで最後かもしれない!
そんな思いを込めて最後まで楽しみました。
ちなみにこの紙吹雪、しっかり持って帰り、手帳に当日のチケット半券と一緒に貼り付けました(笑)。
最後は”God Gave Rock ‘n’ Roll to You II“のBGMで退場。
最高でした! #KISS #武道館
きっちり2時間、夢のような時間でした。
本当に素晴らしいショウをありがとう!KISS大好きだ!!

最後に公式Twitterアカウントがアップしてた当日の写真など。
This is KISS!


ポールスタンレー!
61歳でこのガタイ!


ジーン・シモンズ。64歳。
相変わらずの安定した「DEMON」パフォーマンス!


空も飛びます!


トミー・セイヤー


エリック・シンガー。


“Black Diamond”の最初。ミラーボールが効果的に使われた感動的な演出。泣きました。


最高のステージでした!


<KISS 2013/10/23 Setlist>

  1. Psycho Circus
  2. Shout It Out Loud
  3. Do You Love Me
  4. I Love It Loud
  5. Hell or Hallelujah
  6. War Machine (Gene breathes fire)
  7. Sukiyaki Song (Kyu Sakamoto cover) (Perfomed only by Paul Stanley)
  8. Heaven’s on Fire
  9. Calling Dr. Love
  10. Say Yeah
  11. Shock Me / Outta This World
  12. Guitar and Drum Solos (Tommy Thayer / Eric Singer)
  13. Bass Solo (Gene spits blood and flies)
  14. God of Thunder
  15. Lick It Up
  16. Love Gun (Paul flies over crowd to the B-stage)
  17. Black Diamond
  18. Detroit Rock City
  19. I Was Made for Lovin’ You
  20. Rock and Roll All Nite


当日の戦利品。
昨日の戦利品。赤いのは妻用。 #KISS #武道館
これからもKISS ARMYとして愛し続けます!

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