マキシマム ザ ホルモン 予襲復讐ツアー@ZEPP東京

バンド仲間の同期の中でも、特に飛ぶ鳥を落とす勢いで走り続け、今やオリコンNo.1アーティストとなったマキシマム ザ ホルモン
そんな彼らのアルバム「予襲復讐」の発売に伴うツナーのセミファイナル公演に行ってきました!

予襲復讐
予襲復讐

posted with amazlet at 14.04.03
マキシマム ザ ホルモン
バップ (2013-07-31)


しかも共演がG-FREAK FACTORYゴールデンボンバーという異色のメンツ!
ある意味ホルモンらしいといえばらしいブッキングです。
何か差し入れしようか、と思っていたのですが、ただの差し入れじゃつまらない。
というわけで仲間の偉業を讃えるために、一緒に行ったno TOKYOのLINDAと健作、そしてピーマンと一緒に花輪を送ることに。

会場内に入らなかったのか、会場外に飾ってあったので無駄に目立ってましたねー。
してやったりです(笑)
そして会場内へ入り、関係者席でピーマンなんかと合流してとりあえずビール飲んだりしてたらG-FREAK FACTORYのスタート!


オープニングを飾るのは群馬の雄、G-FREAK FACTORY
G-FREAK観たの何年ぶりだろう?とちょっと予定調べたらウフルのレコ発(2002年)に出てもらって以来だから12年ぶり?ひー!!
しかし相変わらず胸が熱くなるグルーヴとパフォーマンス。
原田君とyossyも、より演奏に磨きがかかってました。
そして茂木君の熱いメッセージが胸に刺さります。
端々にホルモンへの愛と感謝が感じられ、何年たっても真っ直ぐな目で自分の音を紡ぎ出し続けるスタンス、流石です。
観終わった後に「凄かったー!」と思わず声が出る、こんなバンド早々いないですね。
今までは200名規模くらいのライブハウスでしか観たことありませんでしたが、ZEPPクラスのハコでもその魅力を余すところなく、満員の客席に伝えていました。


二番手はゴールデンボンバー
紅白でしか見たことなったのですが、やっぱり演奏してなかった!
しかしその分メンバーみんな動きまくる!あれはもうバンドマンじゃなくてダンサーの領域。むしろアスリートの領域。
“Gita-“の喜矢武豊は最初から楽器持ってない状態。ギターソロでは何故かシャンプーしてるし。
そしてギターの音出たと思たら、1フレーズしか弾かないとか。
“Doramu”の樽美酒研二はシンクロナイズドスイミングのパフォーマンスしながら客席にダイブするとか。
“Be-su”の歌広場淳はV系のノリで客席を煽りまくり、
そして”Vo-karu”の鬼龍院翔は自虐的な弱弱しいMCで笑いを取る。
エンターテインメントとしてはかなりハイレベルでした。
90年代歌謡曲をベースとした楽曲も、自分たちの年代には初めてでもすんなりと入ってきて、終始楽しめました。
ラスト「女々しくて」では、ゴールデンボンバーなのにモッシュ&ダイブが発生するという盛り上がりっぷり!本人たちも嬉しそうでした。


そしていよいよマキシマム ザ ホルモンの登場。
前回観たのは昨年のOZZFEST JAPAN 2013
そこから55本ものツアーや各地のフェスを回ってより研ぎ澄まされたステージを期待して行ったのですが、流石の一言。
オープニング”予襲復讐”から、アルバムより若干BPM早め(に感じた)でのテンション高い演奏!
客席も早くもモッシュの渦でした。
4~5曲をノンストップで畳みかけてMC、そしてまた畳みかける!という演る方も観る方も体力勝負のステージ。これぞホルモン!
「これがホルモンのツアーセミファイナルだ!」という気合がビシビシと伝わってきます。
体力だけではなく、今回は演出も色々と凝ってました。
“maximum the hormone”では会場の天井から上ちゃん人形が吊り降ろされ、そのまま客席に落下。
“F”ではフリーザ様の声がカットインし、”便所サンダルダンス”や”アンビリーバボー!~スヲミンツ ホケレイロ ミフエホ~”、”恋のスペルマ”などではレーザー光線による演出、他の曲でもミラーボールや様々な照明の演出が飛び交いってました。
MCでは「楽しい時ってあっという間。だからこの半年で15分しか年取ってない」「もう一回55本回りたい」などの言葉が飛び出して、メンバーが心底このツアーを楽しんでいるんだなー、と感じた次第。
怒涛の本編が終わると、アンコール前にはなんとナヲ、ダイスケはん、上ちゃんがそれぞれ学生服で登場してのコント。
超楽しそうこれ(笑)。
自分もライブの合間に寸劇を挟む、ってのを去年挑戦してみましたが、思ったよりこれ凄い大変なんですよね。きっとリハとかでは演奏の練習より後半はこっちの練習の方がメインになってたんじゃないだろうか…とか思ったり。
しかしコントもクオリティ高かったです。ここまで拘る辺りが流石のホルモンクオリティだなー、と感心。
最後は客席の「包茎男子」を集め、男子メンバーによる包茎チェックのあと、”握れっっ!!”。
みんな力の限り最後の大暴れしていました。
アンコールを含めるとアルバム「予襲復讐」収録曲のうち「爪爪爪」と「my girl」以外の13曲は全て網羅。それに前作「ぶっ生き返す!!」から”絶望ビリー”、”糞ブレイキン脳ブレイキン・リリィー”、”ぶっ生き返す!!”、”恋のメガラバ”を演奏するという、近年のホルモンを凝縮したセットリスト。
オリコン1位、そして各所で色んな受賞したり話題になっているホルモンですが、まだまだこんなもんじゃ終わらないんだろうなー、ということを感じされてくれるステージでした。
これからも応援してます!
<マキシマムザホルモン セットリスト>

  1. 予襲復讐
  2. ビューティー殺シアム
  3. 鬱くしきOP~月の爆撃機~
  4. 鬱くしき人々のうた
  5. maximum the hormone
  6. 「F」
  7. 便所サンダルダンス
  8. え・い・り・あ・ん
  9. ビキニ・スポーツ・ポンチン
  10. アンビリーバボー!~スヲミンツ ホケレイロ ミフエホ~
  11. 絶望ビリー
  12. ロックお礼参り~3コードでおまえフルボッコ~
  13. メス豚のケツにビンタ(キックも)
  14. 糞ブレイキン脳ブレイキン・リリィー
  15. ぶっ生き返す!!
  16. 恋のスペルマ
  17. (コント/アンコール)
  18. 中2ザビーム
  19. 恋のメガラバ
  20. 握れっっ!!





終演後、G-FREAK&ホルモンメンバー、そしてホルモンスタッフの大学の先輩にも久々に会うことが出来ました。
あれだけ壮絶なステージをこなした後でも、直接会うと昔と変わってないなー、と懐かしくて嬉しくなりました。
あと健作が上ちゃんに絡んでて、上ちゃんが困ってました(笑)。