写真力スキルアップ講座に参加しました
NPO法人アクセプションズ主催の「ダウン症のある子どもを持つ親向け写真力スキルアップ講座」に参加しました!
11/8と12/13の二回シリーズの講座。講師は写真家の加藤甫(かとうはじめ)さん。
ご自身のお子さんもダウン症があるということで、まずはご自身の活動や作品の紹介から始まり、そして加藤さんがお子さんを撮影した写真についての説明へ。
何気ない写真でも、色々と被写体をどのように「見せる」かということを意識されているという解説が付き、これまで自分が特に何も考えずに撮ってたなー、と気づかされました。
特に写真の「主語」がどこか、ということについて意識することで、写真の持つメッセージ性が大きく変わるということが大きな学びでした。
そして参加者が事前に提出した、普段の写真(特に子供の写真)についての様々なアドバイスが。全部をここに説明することはできませんが、なるほどー、と目から鱗なコメントが多数。
そのような形で開催された1回目の終了時、参加者に次なる課題が出されました。2回目に向けて「家族の関係性」が分かる写真を撮ってくるようにとのこと。
うちは子供が3人いるので、これは子供の家族の中での振舞い方をうまく収められれば良いかと、それから意識して子供を観ていて色々と撮影しました。結果4枚に絞り込み提出しました。
加藤さんからはいずれも良い写真とお褒めの言葉をいただきましたが、レタッチすることでより写真の「主語」を引き立たせることができると、その場でレタッチのデモンストレーションを見せてくれました。
レタッチ後の写真は手元にありませんが、加藤さんの見せてくれた編集内容を思い出しながら、自分でレタッチしてみたのが以下の写真たち。
我が家の子供部屋での一コマ。娘と次男が一緒に遊んでいるようで、全然違うことをしているという場面。子供ってこれでも「一緒に遊んだ」って言うので面白いです。
次男にいたずらしている長男を見ている娘さん。男兄弟同士のふざけ合いを、真顔で一歩引いて観ているというなかなか良いショット。
娘さんが垂直になるように微調整することで、彼女の立ち位置を強調すると良い、というアドバイスでしたので、傾きを調整して切り抜きました。
こちらは次男を落ち葉に埋めて遊んでいる姿。本当は右側にベンチが大きく写り込んでいたのですが、加藤さんのアドバイスに従ってその部分を切り取ってみたら「写真の主語」が分かりやすくなりました。
長男の誕生会。娘はほかの人たち(おばあちゃんたち)がちゃんと歌ってるかどうか、チェックしながら「自分がこの場をリードしている」という感じで視線を配っています。全体が暗いので娘さんにフォーカスするのが少し難しいですが。これはこれで良いみたいです。娘の写真シリーズの中の1枚ということであれば、娘の振舞いの特徴の一つとしてなかなか面白いのかと思います。
最近はスマートフォンのカメラの高性能化やSNSの定着により「写真の大衆化」が進んできたそうです。そんな時代に合わせたアドバイスを色々ともらえ、大変有意義な講座でした。
加藤さん、ありがとうございました!