ソフトウェア開発 で伸びる人、伸びない人 荒井 玲子 技術評論社 2006-01-19 by G-Tools

実力をつけて伸びていく人と、素質に恵まれながら伸び悩む人の違いはどこにあるのか？ 学歴とソフトウェア開発の関係は？ 開発者やコンサルタントとして多くの技術者と接してきた著者が、伸びる人・伸びない人の特徴を分析し、ソフトウェア開発者として成功するための条件を明らかにします。
(Amazonより)

こういうノウハウ本というか、心得本みたいなの結構好きなので、つい手にとってしまいました。

内容としては「素直で誠実で人間関係に惑わされないSEになるための心得」って感じで、この本で指摘されているようなことに気をつけていれば、エンジニアとして日々成長できるかと。
ただ、こういう心得集とか方法論というのは、全く違う生き方をしている人には中々受け入れがたいもの。最初に「もし貴方がこうならば、それは間違っている！」といきなりダメ出しをするスタイルは分かりやすく、自分の意識改革をしようとしている人には良い刺激剤かと。
特に入社して数年以上経っている人が読むと、今まで仕事の中で培ってきたつまらないプライドを打ち砕いてくれるかと。勿論新人の方が読んでも、「こんな大人になっちゃいけない」みたいな気分で読むと最初から仕事に対する真摯な姿勢が保てると思います。
あとこのような本は何度も読み込んで初めて身になるものだと思うので、何回も反芻するように読むと良いかと。文章や構成も読みやすく、サクサクと読み進められるので二度目、三度目も苦になりません。