[Report] Download Festival Japan 2022
3年ぶりのフェス!3年ぶりのDownload Japan!というわけで参戦してきました。
このコロナ禍で海外アーティストメインのイベント果たして成り立つのか?そもそも全バンド来日できるのか?と不安でしたが、蓋を開けたら1アーティストも欠けることなく開催。
素晴らしい!
やっぱりヘヴィメタルは世界を救うんだな。
声出しやモッシュダイブ禁止というアナウンスが転換のたびにありましたが、出演アーティストがコールアンドレスポンスや掛け声やモッシュを煽る煽る。
こういうの主催者が出演者に言っておかないと駄目なのでは(笑)?
そのへんは置いておいて、ともあれ全アーティスト、日本に来てくれてありがとう!本当に楽しかったー!
で、色んなアーティストが「トーキョー!」と言ってたけど、幕張は千葉県…
以下は興味ある人向けの簡易(長文)ライプレポート。
というわけで2回目の日本での開催となったDownload 。
2019年が無茶苦茶楽しかったので、今回も参戦。しかも今回は…
VIPチケットを購入!
前回一般ブロックからVIPの快適さを羨み、こんな格差があるのなら次回は絶対にVIPを購入してやる…と思っていたので、迷いなく購入。
ちょっとオープン時間より遅れて到着したら一般入場口がすごい行列だったのですが、VIPは入場口も別だったので待ち時間ゼロで入場。そしてお土産的な特典も色々。ありがたい!
以下、バンドごとに私見のみのレポートを。
BAND-MAID
今回唯一の日本人アクト。
間に合わないかと思ったけど、最後の2曲聴けました。
前の方盛り上がってたかどうかわかんなかったけど、オープニングアクトとしてテンション高い演奏でした。
The Halo Effect
In Flamesに関わりのあるメンバーが集まったというバンド。
「スウェディッシュメロディックデスメタル」というキーワードがピッタリくるサウンド。演奏もルックスもパフォーマンスも良くて楽しめました。美しいツインギターは本場の味。
まだ客席も空いていたので、ほぼ最前で堪能できたのも良かったです。
そしてHalo Effect終了時になんとスギロックにばったり。この広い会場でよく発見されたな、わかりやすい外見でよかったです(笑)
Code Orange
今回唯一予習か間に合わなかったバンド。
物販と昼食を済ませて、途中から観戦。
名前からオレンジレンジみたいなメロっぽいサウンド勝手に想像してたけど、モダンテイストをうまく取り込んだポスト・ハードコア。
美人女性ギターが話題みたいだったけど、ベースのアグレッシブなパフォーマンスがツボでした。
SF/ディストピア系の映像のお陰で、バンドのテーマとしてる世界観が分かってより楽しめました。
At The Gates
ベテランスウェディッシュメタル。
1995年発売のアルバム「Slaughter of the Soul」の再現ツアー中で、今回のセトリも同アルバムより。
メンバーみんなまんまとまるまる太っていて、特にボーカルが完全に「ゾンビ映画でショットガンぶちかます農場のおじいさん」な見た目だったけど、ザックザクのリフとマシンガンのようなドラムでその辺許せるくらい全部吹き飛んだ。
初期の荒削りな名曲も色褪せないパワーでした。
Soulfly
VIPステージがAt The Gatesのあとガラガラになったので、ほぼ最前まで行ってマックス・カヴァレラを至近距離で堪能できました。
つい元Sepulturaって言っちゃうけど、Soulflyとしてのキャリアのほうがもう長いんだよな。
ニュー・アルバムも予習してきてかっこ良かったので期待もひとしお。
流石の存在感と、今日一のグルーヴとパフォーマンス。
ギターの丸々太った人見覚えあるなー、と思ってたらFear Factoryのディーノだった!
というわけでなんとFear Factoryの”Replica”のカバーを披露。これはレアだし嬉しかった。
初期の曲もやってくれたりと、最高のセットリスト。
自分的には今回のベスト・アクト。
Steel Panther
実は一番楽しみにしてたバンド。
LAメタルをここまでかとオマージュしまくり、良い曲なのに歌詞は大体下ネタ、という、NHKとかには絶対出られないバンド(笑)。日本だったら炎上しまくるな。
ベースが脱退してしまい「ニューテンポラリメンバー(つまりサポート)」が入った状態のため、恒例のしゃべくり漫才はギターのサッチェスの独壇場。
最初は「オッパイダイスキ」とか日本語頑張ってたけど、後半は普通に英語で喋って、笑いを期待したら観客の反応がなく「俺の言うことは置いといて、ジャパンサイコー!」で無理やり盛り上げるのもらしくて良かった。
「アジアの売春婦は寿司の匂いがする」という酷い歌詞の”Asian Hooker”ではアジア系のセクシーなポールダンサーのお姉さんが4人も出てきて一気にパーティモードに。
演奏も最高ながら、細かいギャグ演出を随所でアクロバチックに決めてくれるのも、ショウバンドとして流石。
途中でボーカルマイケルがオジー・オズボーンに扮して”Crazy Train”やったんですが、オジーがヨロヨロしたり、ウッと心臓押さえてから自分で脈測って「俺大丈夫!」とまた歌いだしたりというコントパフォーマンスも。
ハードロックの名曲っぽい雰囲気の楽曲が多いですが、曲名も歌詞も酷いので是非いろんな人に知ってもらいたいです(笑)。
Mastodon
夕飯食べにフードエリア行ってからトイレ寄って帰ってきてもまだセッティング中だった。
1ステージ制だと転換の待ち時間長いので、こういうことも。
以前観たときはフェスの中盤ですごい疲れてたので「はー、凄いなー」くらいの認識だったけど、今回はじっくり堪能できる余裕あり、複雑に絡み合ったサウンドを一つ一つ楽しめたし、メンバーそれぞれのキャラクターも把握。
ドラムがあの曲叩きながらリードボーカルとってたのにも驚き。
Mastodonから映像もぐっと凝り始め、バンドの世界観がよりぐっと伝わるように。
過去のアルバムなんとなく予習してきたけど、耳に残ってた曲はやっぱりライブ定番曲だったようで、それもあって以前より楽しめました。
仙人のごとしの貫禄も相まって圧巻のステージでした。今回のライブで、今までよりもぐっと好きになりました。
Bullet For My Valentine
照明機材が増え、ステージがヘッドライナー仕様に。
このバンドの音楽性は好きな要素ばかりなんだけど、何故か曲になると好きな楽曲が少ないという、自分としては鬼門なバンド。
しかしそんな心配をよそに、今回は好きな曲沢山やってくれたので最高でした!
唯一気になったのが、なんか衣装が垢抜けてない感じで、特にベースの田舎の農場で働いてる感じの衣装がどう見てもカッコよく思えなく、パフォーマンスの説得力を心の底から感じられなかったのが残念。
しかし肝心のセトリや演奏は最高で、現代の王道メタルの一つの完成性を見せつけてくれました。
新しいTシャツもカッコいいのでゲット。
Dream Theater
若かりし頃に衝撃を受けたプログレ・メタルバンドの大御所。今回観なかったら多分一生観ないのでは、と思い気合い入れて参戦。
最近の曲はサブスクで聴いてたけど、写真や映像はチェックしてなかったので、ギターのジョン・ペトルーシが悪の魔法使いみたいな見た目になってるのにまずびっくり。
そしてジョン以外皆凄い一生懸命演奏してる…と思ったら3-4曲目くらいからジョン以外の楽器隊にも笑顔が見えて一安心。
あとボーカルの入るパートがとても少ないので、ボーカルがあまりステージに居ない(笑)。
その代わりジョンのギターをこれでもかと堪能できる…けど長い!フェスなのに持ち時間が110分!
バカテクの応酬は観てても聴いてても気持ち良いんですが、流石にずっと立って観戦はつらいので、3曲目から座ったり立ったりしてました。
そしてフェスなのに初見殺しの20分超の大作を演奏し、その間に次々と観客が帰っていきました(笑)。
アンコールに”Pull Me Under”やってくれたので、最近の曲知らない人達も盛り上がっていた模様。
最後にゲットした戦利品を。購入したのはTシャツ2枚とキャップ。あとはVIP特典や無料配布のものなど。
沢山出費したけど、楽しかったです。
コロナ禍でこういう機会がずっとなかったけど、久々に朝から晩まで無茶苦茶楽しかったです!次回も楽しみにしております!