カイジ 人生逆転ゲーム

福本伸行の大ヒットコミックを藤原竜也主演で映画化。その日暮らしの自堕落な生活を送るフリーターのカイジ。ある日多額の借金を抱えた彼は、遠藤と名乗る悪徳金融会社の社長に誘われるまま、あるゲームに参加するため謎の船に乗り込むことに。

人気コミックの映画化、ということでAmazonのレビューでが原作派には不評のようでしたが、原作よりもサクサクと展開するので、自分は結構楽しめました。
特に最後の藤原達也演じるカイジと、香川照之演じる利根川のEカード対決でのやりとりは、役者の力量が存分に発揮されていて見応えがありました。
前半はこのEカードでの演出の伏線、と思えば良いのかと。
しかしやはり前半の詰め込み過ぎ感と、登場人物の行動への説明不足は否めません。
原作知らずに読むといろいろ「?」な部分が出てくるし、原作読み込んでると不満なところが出てくる、という難しい作品。
もっとゲームを絞って3部作くらいにすると楽しめる映画になったかと思うと、ちと惜しい作品でした。