Chinese Democracy / GUNS N’ ROSES

チャイニーズ・デモクラシー : CD
2,499円
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人生において最も愛してやまないバンド、GUNS N’ ROSESの17年ぶりのオリジナルアルバム!!
17年というと自分の人生の半分以上です。つまり人生の半分以上、このアルバムを待っていたということ。それだけ待っていると、雑誌に発売情報が掲載され、Amazonで予約が始まっても本当に発売されるのか、実際に実物を手にするまで信じられませんでした(笑)。
で、昨年発売と同時に購入し、早々にレビューを書こうと思っていたのですが、如何せん冷静に聴くことができず、全然まともなこと書ける気がしないので、しばらく保留にしてました。
年が明けてようやくまともなこと書けそうな気がしたので書いてみます。

誤解を恐れずにいうと、ロック史上に残る超名盤である1st「Appetite For Destruction」がGN’Rだと思ってる人にとっては、このアルバムはGUNS N’ ROSESではないということ。アクセル、スラッシュ、イジー、ダフ、スティーヴンの5人によるケミストリーが詰まったあの頃のバッドボーイズ達はGN’Rではなくなり、アクセル・ローズという孤高のカリスマが「Use Your Illusion」で確立した自分の世界をより進化させたもの、といえるかと。
とはいえ、GN’Rの楽曲を唯一無二にしていたのはスラッシュやダフなどの繰り出す独特のサウンド。メンバーが変わった今、全く違うサウントになると思っていたのですが、前回の来日公演では過去の楽曲においても完全なGN’Rサウンドが再現。早い話が、完璧な「あの当時」のGN’Rのコピーバンドがそこにいました。
そんな体制で作られたニューアルバム。いくつかの曲は既にライブで演奏されたりしていたので知った曲でしたが、ライブだと思い入れの強すぎる過去の超名曲たちと並べて演奏されるため、どうしてもインパクトが薄れがちに。
しかし改めてこのアルバム単体で聴いたときに「なんて凄いアルバムだ」と驚愕することに。
一音聴いただけで「GN’Rの音」と分かるサウンドに、アクセル得意のオクターブボーカルが入ってくるだけで身震い。そこにはかつてのロックンロール/パンク色は薄れ、よりラウドでエモーショナルに進化した楽曲が。
前回の来日公演のときも感じたのですが、GN’Rというのはもはやバンドではなく、「アクセル・ローズ」という一人のアーティストを凝縮し、詰め込んだものなんだろうと。それがこうして形になって発売されたことで、それを改めて感じました。
活動のスタイルとしては、かつてアクセルが大ファンだと公言しており、ライブ中もよくTシャツを着ていたNINE INCH NAILSに近いのかと。
ともあれ、17年ぶりのニューアルバムは予想を遥かに上回って素晴らしいものでした。あとはまた日本に来てくれることと、5年後でも10年後でもいいからこれに匹敵するニューアルバムをまた出してくれると最高です!

・・・と書いてみれば全然冷静じゃないレビューに。まぁ冷静になれというのが無理だったのかも。



2件のコメント

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